能登豪雨で死亡の14歳追悼 遊学館高、遺族招きマーチング披露
金沢市の遊学館高校吹奏楽部が1日、マーチングバンド全国大会に向けて同市内で開いた壮行会で、9月の能登豪雨で犠牲になった喜三翼音(きそ・はのん)さん(14)へ追悼のパフォーマンスをささげた。祖父誠志さん(63)、父鷹也さん(42)ら遺族を招いてのショーだった。 テーマは「REBIRTH(再生)」で、1月の能登半島地震の被災地復興を願う内容。苦境に傷つきながらもよみがえる「翼」のイメージを組み込んでいる。 10月の地方大会に向けた準備のさなかに発生した豪雨災害。犠牲になった翼音さんへの縁を感じた。追悼の思いも込めて練習を続け、全国大会への切符を手にした。大会は今月15日に埼玉県で開かれる。 「今日の演奏・演技を喜三翼音さんにささげます」との映像を冒頭に流した。部員66人が「翼をください」をアレンジした曲などを披露、最後は力強い演奏と演技で約7分30秒のショーを締めくくった。その後は、部員らで東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」を合唱した。 終演後、鷹也さんは「感動した。すばらしかったです。全国大会も応援しています」、誠志さんは「どうしても翼音を思い出す。涙が出た」と話した。 佐々木夢希乃(ゆきの)部長(3年)は「翼音ちゃんに追悼の思い、被災された方にエールが届くようパフォーマンスした。全国大会でもそうした思いを伝えたい」と話した。【国本ようこ】