1軍に“推薦”したい…DeNA、ファームで好成績を残す選手(5)ベイスターズの“主砲”になれる…?
プロ野球の世界では、熾烈な一軍争いが繰り広げられる。昇格するには、二軍での数字が判断材料になるだけに、ファームでの活躍が求められる。また、若手選手にとっては今季の二軍成績が来季の一軍起用につながるケースもある。ここでは今季ファームで躍動している横浜DeNAベイスターズの選手を紹介したい。(※今季成績は9月19日時点)
井上絢登
投打:右投左打 身長/体重:178cm/83kg 生年月日:2000年2月23日 経歴:久留米商 - 福岡大 - 四国・徳島 ドラフト:2023年ドラフト6位 ルーキーイヤーから一軍の舞台を経験した井上絢登は、ファームで安定した働きを見せている選手だ。 久留米商では高校通算20本塁打を放ったが、進学先の福岡大では目立つ結果を残せず、ドラフト指名漏れを経験した。 その後、独立リーグの徳島インディゴソックスで2年間プレーしたのち、再挑戦となった2023年ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから6位指名を受けた。 プロ1年目の今季、開幕からファームで成績を残し続け、4月にタイラー・オースティンが抹消されたタイミングで一軍へ昇格。同月12日のヤクルト戦で、代打としてプロ初出場を果たした。 また、同14日のヤクルト戦では「8番・左翼」でプロ初スタメンに名を連ね、プロ初ヒットも記録。ただ、一軍では25試合の出場で打率.190となっており、現在はファームに降格している。 一方、ファームでは62試合出場で打率.299、8本塁打、43打点、9盗塁をマーク。一軍の正三塁手にはベテランの宮﨑敏郎が定着しているが、後釜候補として名乗りを上げたいところだ。
ベースボールチャンネル編集部