特定外来生物“アライグマ”の猛威が拡大 北海道全域で過去最多2万6425頭捕獲するも止まらない農業被害 驚異的な繁殖力への対策は?
■《新十津川町の農業被害》 新十津川町では、2019年度から3年間の取り組み強化で、農業被害は確実に減少したそうです。ところが、グラフを見る限り、2023度から、再び“農業被害”額が急増しています。 これは、アライグマによる農業被害が低下したことで、農家の皆さんが“もう大丈夫だろう…”という判断もあって、“箱わな”を仕掛けなくなったことから、再び被害が急増する事態となっているとのことです。
■《北大大学院 上野真由美准教授の問題提起》 上野准教授が指摘するのは、取り組み強化で生息密度の低下は実現したものの、今度は、その状況を維持することの難しさです。 捕獲の手を緩めれば、また増えるのがアライグマということで、どうやって駆除体制を続けていくのかが、新たな課題とのことです。 環境省の試算によると、10頭のアライグマが放置された場合、10年後には500頭となり、20年後には2万5000頭を超えるほどまでに、個体の数は増えていくそうです。 被害は北海道全域に広がりつつあります。効果のある早急な対策が必要です。
北海道放送(株)
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