「まずは○○」自民党・太田房江参院議員流、女性政治家の増やし方とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
さて、自民党のジェンダーギャップを語る話といえば、自民党和歌山県連の「過激ダンスショー事件」。党女性局長を務め、青年局と同席する機会も少なかった太田氏は、あまり驚きはなかったと冷静にコメントします。 太田氏「ああいう所に女性が入ってても『みっともないから止めなさいよ』とは言えませんよ。だいたいそういうところには、女性議員を連れてってくれない。太田さんちょっと、後でねって」 やはり男女比率が5:5にならないと、こうした問題はなくなりそうにありません。
それで、自民党で政治改革できるの?太田議員、議員活動のお財布事情を暴露
自民党の政治刷新本部の幹事を務めている太田氏。平場と呼ばれる会議では「みんな、ガンガン言っている」と語ります。 それでも、太田氏は「女性の目から見ると、当たり前のことができていないだけ」と厳しい目を持ちます。 太田氏「政治家がちやほやされすぎて勘違いしている。普通に当たり前に、人間がやるべきことをやればいいのに、それに気づかない男は何なの?って気がします」 男性議員は衆議院1期目でも政務官を務めますが、国会議員になったばかりの政務官にも官僚がちやほやすると、太田氏は眉をひそめます。 MC鈴木「男性のほうが地位や肩書きを求めがち?」 大臣が最終決定権を持つ中、副大臣や政務官はそれほど権力はありません。官僚が権限や権力のない政務官や副大臣を必要以上に丁寧に扱うことも、政治家を勘違いさせてしまうのではないかと太田氏は疑問を抱きます。 MC鈴木「人間の地位や肩書きに対する欲求や行動原理も、男女半々になったら変わりそうですね」 太田氏は、公僕やノーブレスオブリージュといった文化が日本に育ってこなかったと指摘します。それは、女性などのマイノリティに対するリスペクトの精神がなかったからで、今のいろいろな事態を生む根本になったと考察します。
話はキックバック問題に移ります。 自身も安倍派でキックバックを受け取った太田氏。2018年から2020年までの3年間について「ほんとうに知らなかった」と悔しそうに語ります。 国民のかたがたが見たら、知らないなんてあり得ないと思うかもしれません。でも「甘えですけれど、前からやっていることなんだからおかしいわけないよ、というところから始まっている」という慣例のようなものだったようです。 太田氏が初めてキックバックを知ったのは、2020年の16万円。「領収書はいらない=記載不要」ということがわからず、懸命に記載しようとして「パーティ収入」として記載したところ、「虚偽記載」とされたとのこと。 「一生懸命考えて、苦肉の策で書いたのに虚偽って。ものすごく反発を感じます。キックバックを受けたとされる80何名、それぞれの事情があるんです。そこはわかってほしい」と憤慨する太田氏。 MC鈴木「議員自身が細かいお金をすべて把握しているわけではない?」 意図して裏金を作っている人もいるかもしれないが、何が問題だったのかを切り分けてクリアに議論すべきとMC鈴木邦和は洞察します。