土石流の再現模型で学ぶ 小学生が防災意識を高める【長野・小谷村】
日頃から防災への意識を高めようと小谷村の小学生が土砂災害の原因や過去の災害について学びました。模型を使って土石流を再現しています。 ■砂防事務所 職員 「こういう形の物をもしかしたら見たことある人もいるかもしれないんだけど、山の中に砂防ダムを(土砂を)せき止めるために造っているんですね」 ■児童 「それがあるとどうなるんですか?」 ■砂防事務所 職員 「さぁもう一回流してみますか?」 職員 「(砂防ダムで)完璧に止めることができました。」 小谷小学校の4年生が土砂災害について学ぶ防災教育に参加しました。 防災への意識を高め砂防事業を知ってもらおうと、姫川砂防事務所が10年以上前から毎年開いています。 小谷村では過去に大きな土石流災害が起きています。また村内には土砂災害特別警戒区域に指定されている箇所が多くあり、村では日頃から防災を呼び掛けています。 ■姫川砂防事務所砂防課・市沢圭治さん 「小谷村は土砂災害が大変多い地区なので、たくさんの砂防施設いろんな種類の砂防施設があります。その砂防施設がどんなものかっていうのを知ってもらうことによって、防災意識を高めてもらえればと思っています」 室内で学んだあと地すべりがあった場所に向かいました。八方岩では、2014年に白馬村を震源とした神城断層地震の影響で地すべりが起きました。 ■砂防事務所 職員 「ここが、でっかく動いたんです。」 再来年の完成を目指し現在も対策工事が進められています。 防災学習の最後に大人と一緒に重機を操作しました。 ■児童 「ちゃんと家の裏とか水が出ていたりしたら、お父さん、お母さんに言う」 ■児童 「災害になったときに備えて準備するということがよくわかった」