<内田秀>テレビアニメ「やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中」インタビュー 初主演で成長実感
心は16歳だが、体は10歳というアンバランスなところが魅力でもある。16歳のジル、10歳のジルをどのように演じようとしたのだろうか?
「10歳に戻りますが、考えている時の声は16歳のままです。16歳、10歳のどちらなのかが分かるように演じようとしました。16歳の時は、体も成長しているので、10歳の時とは声帯が違うはずなので、より強さを出すことを意識していました。10歳のジルも芯は強いのですが、強さを保ちつつ10歳の声帯を意識していました。叫ぶ時、強さを残しつつ、幼い感じがまだ残るような表現になるように頑張りました」
収録では、16歳と10歳の演技を即座に切り替える必要があった。
「慣れるまで少し時間が掛かりました。自分の中で16歳になりきれてない、10歳になりきれていないと感じたところは自己申告して、録(と)り直させてもらったこともありました。でも、段々と自分の中でジルのことが深く分かるようになって、切り替えができるようになってきました。皆さんと一緒に収録する中で、キャラクターのことをより深く理解できたことが大きかったと思います」
◇自分なりにやりきった!
初主演ということもあり「本当に分からないことだらけでした」というが、共演者に助けられながら、収録していた。
「最初はすごく緊張しました。ハディス役の戸谷君は年が近いですし、気さくな方ばかりで、皆さんと話をしていくうちに、優しい世界だ!と感じて、緊張することなく演技できました。それに、皆さんと一緒に収録することが楽しかったです。コロナ禍で分散収録の時は、先輩方の演技を間近で見る機会がなかったのですが、ご一緒させていただくことで、たくさんのことを学びました。私は人と話すのがすごく好きで、みんなと仲良くなりたいので、収録前に気軽にみんなとしゃべったり、終わった後にみんなで食事に行ったり、仲良くなることができたこともうれしかったです」