ラフォーレ原宿から発信・リアル店舗で出会う、新しいクリエイティブと才能
毎月テーマごとに変わる、凝った店内も必見だ。また雑貨だけではなく、アパレルも充実している。各クリエイターが、毎月テーマごとに作りだす、グッズや作品も見逃せない。(※1月の「餃子ランド」は今月終了。総勢35組の餃子にちなんだグッズや作品を販売)
鬼才、天才、あらゆる才能がひしめき合う、濃厚な店内 「愛と狂気のマーケット」は、毎月さまざまなクリエイター・企業が参加する。タイトなスケジュールのなかで、クリエイター自身が作品以外の独自の世界を作り上げることにも驚きを隠せないが、彼らはどのようにしてこの舞台で活動しているのだろう。 「毎月80~90名のクリエイターさん、企業様にご出品いただいています。自らご出品希望を持ち応募くださる方や、出品いただいているクリエイターさんからのご紹介でと応募くださる方が増えており、『愛と狂気のマーケット』の認知の高まりを感じます。 残念ながらすべての方のご出品はかなわないので、『ここだけの体験』『ここだけの出会い』を提供できるかを軸に、多方面から検討しています」
また、かつて原宿の象徴でもあったストリートファッション誌、『FRUiTS』のバックナンバーが販売されているのもとても新鮮だ。1997年に写真家・青木祥一が創刊した『FRUiTS』は、まさに当時の過熱している原宿カルチャーを世界に知らしめた雑誌だった。
最近では、ファッションのインスピレーションの源として、若い世代の購入だけではなく、海外でも反響があると神田さんは話す。 「原点回帰がひとつのテーマとなっていますので、原宿を作り上げてくださった諸先輩方と共にという点は意識しており、『FRUiTS』を生んだストリート編集室・青木正一さんや、米ちゃんの愛称でおなじみの、米原康正さんには、長きにわたり、ご出品いただいています。 『FRUiTS』等、ストリート編集室様の雑誌購入を目的に、海外の方が多数ご来店くださっています。完売することも何度もあり、皆様、複数冊ご購入されている印象ですね」