鹿児島・鹿屋市と薩摩川内市で住宅火災相次ぐ いずれの火事も住人が病院に搬送
鹿児島テレビ
乾燥しやすい季節、火の取り扱いには注意が必要です。 20日、鹿児島県内では住宅火災が相次ぎ、いずれの火事でも住人が病院へ運ばれています。 激しく上がる煙。 赤々と燃える炎も見えます。 警察と消防によりますと、20日午前7時前、鹿児島県鹿屋市下祓川町で「建物らしきものが燃えている」と、近所の人が消防に通報しました。 火は約1時間後に消し止められましたが、この火事で農業、上村一利さんの住宅1棟が全焼したほか、倉庫兼車庫の一部と車2台やトラクターなどが焼けました。 通報者 「川沿いを歩いているときに黒い煙が上がって、竹がはじけるような音が下の方まで聞こえた。バチバチとすごかった」 この火事で上村さんが煙を吸って病院へ運ばれましたが、搬送時、意識はあり、命に別条はないということです。 変わってこちらは、建物の裏から黒煙が上がっています。 20日午前10時10分ごろ、鹿児島県薩摩川内市御陵下町で「火事かも知れない、黒い煙が出ている」と、近くを通りかかった人から消防に通報がありました。 火は約2時間15分後に消し止められましたが、この火事で木元和久さんの木造平屋の住宅と倉庫、合わせて2棟が全焼しました。 近所の住民 「真黒い煙。『こりゃ火事だな』と思った。ここは空き家じゃなかったの?と聞いたら『おじさんが1人住んでいる。おじさんは無事だった』と近所の人が言っていた」 木元さんはひとり暮らしで手や顔にやけどをして、鹿児島市内の病院へ運ばれましたが、搬送時、話はできる状態で、出火当時は外で火を使っていたと話しているということです。 いずれの火事についても、警察と消防が出火の原因などを調べています。
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