<ダンダダン>アクさら回の余韻ゼロ、タマとバナナの話に戻ったギャグ展開に「先週までの涙を返せ!」と猛ツッコミ
アニメ「ダンダダン」(毎週木曜深夜0:26-0:56ほか、MBS/TBS系ほか/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第8話「なんだかモヤモヤするじゃんよ」が11月21日に放送された。じつはヤバい子どころか、相当おかしな子だったアイラ(白鳥愛羅/CV.佐倉綾音)の素顔が判明。涙涙だった前話の余韻ゼロで始まったギャグ展開に、「先週までの涙を返せ!」と反響が集まる大爆笑回となった。(以降、ネタバレが含まれます) 【写真】そうめんにコーヒー牛乳? 綾瀬家の食卓の情報量が多すぎる ■オカルンに恋しちゃった残念美少女アイラ アクロバティックさらさらとの戦いを終えたモモ(綾瀬桃/CV.若山詩音)、オカルン(高倉健/CV.花江夏樹)、アイラの3人は、なぜか綾瀬家の食卓でそうめんをすすっていた。ターボババア(猫)(CV.田中真弓)、モモの祖母・星子(CV.水樹奈々)もおり、変な柄のTシャツ、そうめんなのに冷やし中華らしきテーブル上の具材、ターボババア(猫)は子ども椅子に子どもフォークと、いきなり情報量の多い展開だ。そんな中で始まったのがモモとアイラの一触即発の罵倒バトル。 タライを落としたことを素直に謝るモモに対して、アイラはそんなことで目の敵にしているのではない。あんたが悪魔だからだと言い返す。ここからどんどんアイラのとちっぷりが露わになっていく。そうめんを頬張りながらもごもご言うモモになぜか対抗して同じように頬張り出す。言っていることもやっていることも支離滅裂だ。 そして、アイラはどうやらオカルンに助けられたことで彼に惚れてしまったらしい。学校ではお父さんの書斎の本で知ったという告白方法でオカルンに迫り、モテと恋愛は違う、恋愛したことはないが恋愛下手ではないと謎の主張を繰り広げる。初登場では陰キャいじりを楽しむ性格の悪い美少女に思えたが、前話からその印象はくつがえり、じつは思い込みの激しい、ただ単に思考がズレた残念美少女なのだった。 このアイラの様子とオカルンのツッコミ具合にSNSでは「アイラちゃん一気に好きになった」「親父のグッズで恋愛を勉強すなw」「先週との温度差、前回の涙を返せ」など、視聴者も大爆笑で返していた。 ■タマは戻ってきたが今度はまたまたバナナがピンチ ところでオカルンの大事なタマはというと、ターボババア(猫)の内角高めの剛速球でみごと股間に直撃。無事に片方だけ戻ってきた。しかし、もう片方のタマはいまだ行方不明。また危険な状況になった際にモモを守れるようにとオカルンが体を鍛えているとき、今度はあのセルポ星人(CV.中井和哉)が襲ってくる。 セルポ星人がいうにはオカルンのバナナは“いいもの”で、彼らはその能力がほしいらしい。妖怪からも宇宙人からも大人気のオカルンのタマとバナナだが、もちろん当のオカルンにとっては大迷惑な話。なんとか抵抗しようとターボババアモードへの変身を試みるも、セルポ星人の力なのか全く変身ができない。 あわやバナナがちょん切られてしまうというそのとき、オカルンのピンチを救ったのは覚醒してアクさらモードになったアイラだった。 おそらくはアクロバティックさらさらのオーラを与えられたことでの覚醒だろう。姿のカッコよさもさることながら、「“私が守る”といったアクさらの想い、“忘れない”と誓ったアイラの想い」「力の継承が胸アツ」などの言葉がSNSにはあふれる。 また、覚醒時の瞬間にアイラ役の佐倉綾音の声がガラッと変わったことで、「声優ってすげえな」「あの一瞬だけ元の声優さんが演じてるのかと思った」という感嘆も多く集まった。 一方、モモは1人で空間内に孤立している状況。誤解からオカルンとすれ違いを起こしてしまったが、オカルンの気持ちはずっとモモに向いたままだ。セルボ星人との戦いだけでなく、オカルンを挟んだモモとアイラの恋の行方も気になる展開となっている。 ◆文=鈴木康道