照ノ富士 5カ月ぶり実戦稽古!大の里と8番取り4勝4敗「まだ硬いし、動けない」
大相撲の横綱で両膝痛などにより2場所連続全休中の照ノ富士(33=伊勢ケ浜部屋)が12日、兵庫県宝塚市で行われた冬巡業で実戦稽古を再開した。 大関・大の里と8番続けて取って4勝4敗。土俵上で相撲を取るのは今年7月の名古屋場所千秋楽以来だった。照ノ富士は左上手を引ければ強さを発揮するが、上手を切られて後退したり腰砕けのように自滅する場面もあった。「まだ硬いし、動けない感じ」と冷静に振り返った。 今年は15日間皆勤が優勝した2場所にとどまり「全然ダメ。体調を維持できないのはプロとして失格」と猛省。初場所(来年1月12日初日、両国国技館)に向けても「いつも(場所には)出たいと思っている。毎日できることをやっていくだけ」と意欲を示した。