名古屋のキャンプにレジェンドふたりがサプライズ登場!!元日本代表としての“秘技”を熱く伝授
選手たちにアドバイス
沖縄でキャンプを行なっている名古屋の練習場に、ふたりのレジェンドが登場した。 熱く、時に笑顔で選手たちに接したのは元日本代表FWの武田修宏氏と、元日本代表DFの中澤佑二氏だ。 【新体制PHOTO】新背番号10はパトリック!名古屋グランパス新体制発表会 武田氏は攻撃陣のシュート練習などを指導。 清水東高の先輩である長谷川健太監督から「去年の暮れにタケ、ストライカーだから教えてほしいと」とオファーを受けたとのことで、昨季の名古屋の試合などチェックし、何を伝えるべきか、どんなメニューを組むべきか考えてきたという。 強調したのはふたつのポイントだ。 「ゴール前は100ではなく80パーセントくらいの落ち着きとあとはクロスボールに対して、どこにどう入るか、このふたつが改善点」 さらに「惜しい、打ったではなくて、とにかく決め切ることが大事。こぼれ球でもしっかり決め切る意識を持つ、最後まで入れるんだ、決め切るんだと、練習でできることじゃないと試合ではできない」とも熱く続ける。 練習を通じて「パトリックはやっぱり違いますね。山岸(祐也)は、映像を見ましたけど自分に似ている。シュートを叩いて、必ず(上に)上げない。期待できますよ」と、今季新加入したふたりのストライカーにも太鼓判を押した。 一方、中澤氏は現役時代の代名詞であったヘディングを守備陣に伝授。一人ひとりと丁寧に言葉をかわしながら、自らの経験を伝えた。 もっとも「アドバイスなんてそんな恐れ多い。出張お悩み相談みたいな形です」と練習後には笑ってコメント。 中澤氏いわく、大先輩の“ナラさん”(楢﨑正剛アシスタントGKコーチ)に頼まれたとのことで、「たまたま血が騒いでヘディングを教えようかなと。臨時コーチではありません」と笑顔で強調した。 もっとも、名古屋の最終ラインに「良い選手が揃っている。経験が足りていない選手もいますが、背中を押すだけで変わる。自分も先輩にアドバイスをもらって視界が広がった。今日、僕が伝えたことを頭に叩き込んでもらえれば、景色が変わると思います。それだけのポテンシャルがあると思います」とエールを送った。 武田氏は引き続き、名古屋の練習に参加し、経験を選手たちに還元していくという。ふたりのアドバイスでどんな変化が起こるか、楽しみだ。 取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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