ばちさばき勇壮 砺波で「富山の太鼓」、コンクールは「春蘭」(砺波)優勝
富山県内の和太鼓団体が共演する第49回富山の太鼓が17日、砺波市文化会館で開かれ、約120人の出演者が勇壮なばちさばきで来場者を魅了した。県ジュニア和太鼓コンクール砺波場所もあり、「越中いさみ太鼓保存会 春蘭」(砺波市)が優勝した。 県内出演団体による「春風」の合同演奏でオープニングを飾った。共演会には、越中いさみ太鼓保存会(砺波市)、水舞(すいぶ)流越中八幡太鼓保存会(同)、源多良太鼓保存会(高岡市)、氷見有磯太鼓保存会(氷見市)が出演し、迫力ある演奏を披露した。志賀疾風太鼓保存会(石川県)、越前権兵衛太鼓(福井県)、尾張新次郎太鼓保存会(愛知県)も特別出演した。 県太鼓打ち競技会優勝披露打ちや西川雅清さん(氷見有磯太鼓保存会)による名人披露打ちもあり、会場を盛り上げた。 コンクールには4チームが出場し、日頃の練習の成果を競った。優勝した「越中いさみ太鼓保存会 春蘭」は、来年3月に大分県で開かれる全国大会に出場する。
富山の太鼓は県太鼓協会(本田勝也会長)主催、北日本新聞社共催。会場に募金箱を設置し、能登半島地震の義援金を募った。 ▽県ジュニア和太鼓コンクール(2)源多良太鼓保存会 心(shin)(3)水舞流越中八幡太鼓ジュニア