ライフセーバー資格取得を補助する新制度、静岡県下田市でスタート、学生依存から脱却、地域に根差した人材確保へ
下田セービングクラブ(下田LSC)はこのほど、下田市におけるライフセーバー資格取得にかかる費用全額を補助する新制度を開始した。 誰もがライフセーバーとして地域活動に参加しやすい環境づくりを目指す。背景には、現在活動しているライフセーバーの8割が首都圏の大学生であり、将来的に学生人材の減少が予想されていることがある。学生に依存せず、地域の人材の採用拡大を図る。同取り組みは静岡県では初めて。 有資格者として水辺のライフセービング活動をおこなう際に必要なBLS講習、ウォーターセーフティ講習、ベーシック・サーフ・ライフセービング講習の受講費用総額4万4000円を下田LSCが補助する。2024年7月までに受講すること、同クラブに入会すること、同クラブ事業である「ジュニアキャンペーン」「パトロール」に計4日間ボランティア参加することが条件。 下田LSCは1978年設立。水辺の事故ゼロを目指し、人々への安全啓発と監視救助活動、海の環境保全活動、子どもたちへの安全・環境教育や国際交流の場の提供といった活動をおこなっている。
トラベルボイス編集部