野沢雅子、鳥山明氏との思い出エピソードを披露「ドラゴンボール」40周年&新作放送を記念して全員で“かめはめ波”
鳥山明氏が原作、ストーリー、キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA(ダイマ)」(毎週金曜夜11:40-0:10、フジテレビ系)が10月11日(金)から放送されるのを記念して、10月6日に東京ビッグサイトでイベント「ドラゴンボール ダイマツリ」舞台あいさつ付きワールドプレミア上映会を開催。声優の野沢雅子、小林由美子、内山昂輝、ファイルーズあい、エグゼクティブ・プロデューサーの伊能昭夫氏、そして、オープニング主題歌を担当するC&K、エンディングテーマを担当するAIが登壇した。 【写真】野沢雅子、会場に集結したドラゴンボールファンに「ありがとう、みんな! オラ、うれしいぞ!」孫悟空の声で感謝を呼びかけた ■野沢雅子「どんな展開になっていくのかなってドキドキです」 伊能氏と共にステージに登場した孫悟空・孫悟空(ミニ)役の野沢は、会場を見渡して「すごいです。ビックリしました!」と観客の多さに驚きつつも、大きな拍手に「ありがとう、みんな! オラ、うれしいぞ!」と孫悟空の声で応えた。 新作「ドラゴンボールDAIMA」制作を聞いた時の気持ちを聞かれると、「ビックリしました! 皆さんと同じ気持ちです。『えぇ! どうなるの?』って」と答え、「どんな展開になっていくのかなってドキドキです」と新しく始まる冒険が楽しみだと伝えた。 ■伊能昭夫EP「皆さんの期待するものは全て入っています」 伊能氏は「皆さんの期待するものは全て入っています」と、新作に対して自信たっぷり。その言葉に客席からも大きな拍手が起こっていた。 1984年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で「ドラゴンボール」の連載がスタートし、約10年半にわたって連載された。今年40周年のアニバーサリーを迎えたということで、孫悟空もステージに登場して記念セレモニーを実施。「ドラゴンボール40周年スタート!」という声と共に、野沢、伊能氏によってオレンジ色のくす玉が割られた。 ■ 小林由美子「35年越しの夢がかないました。夢のようです!」 続いて、界王神(ミニ)役の小林、グロリオ役の内山、パンジ役のファイルーズを加えて、トークを展開。 小林は「界王神の“ミニ”ということで、どうしてミニになったのかはこれから明かされていくと思いますけど、何はともあれ、ミニ悟空さんと冒険ができるという“私得”でしかないです。恐れ多くも、悟空さんとコンビのような形で一緒に冒険させていただきます。プロとしては、浮き足出っちゃいけないんですけど本当に光栄です!」と喜びを爆発。 そして、「小学校4年生の時に『ドラボンボール』にハマって、それがきっかけで声優という仕事を知って、野沢雅子さんに憧れてこの業界に入ったので感無量というか、35年越しの夢がかないました。夢のようです!」と、浮き足立っている理由を明かした。 内山は「グロリオは謎のキャラクターです。何も言えないです(笑)。とてもミステリアスな存在で、いろいろ抱えていそうなんですけど、性格的にはとてもクールで、何を思っているのかを外からはあまり見えないキャラです」と、謎多きキャラだけに、ネタバレしないように言葉を選んで紹介。 ファイルーズは「パンジは、途中から合流してみんなと冒険していくキャラです。ミニになった悟空と同じくらいの等身ですけど、考え方が大人っぽかったり、悟空にちょっと振り回されてお姉ちゃん然としてるところもあって、その掛け合いがすごくコミカルで楽しくなってると思います。メカニックに強いので、頼りになる仲間としてみんなと冒険していきます!」とキャラの特徴を伝えた。 ■野沢雅子「若い人かと一緒にお芝居ができるのがとっても楽しい」 小林、内山、ファイルーズの話を聞いて、野沢は「若い人からいろいろ頂ける…“頂ける”って物じゃないですよ(笑)。一緒にお芝居ができるのがとっても楽しいんです」と共演を喜び、「私も最初はオーディションだったんです。私、鳥山先生の作品が好きで、お会いした時に『先生、私、これオーディションだったんです』とお伝えしたら、『知ってますよ。私が選んだんですから』って」という鳥山氏とのエピソードを明かした。 トークセッションの後、オープニング主題歌を担当するC&K、エンディングテーマを担当するAIが登場し、「ジャカ☆ジャ~ン」「NAKAMA」を初披露した。 最後は野沢が「今まで以上にもっともっと面白くなると思いますので、ぜひ、一人の方が5人誘って見てください! よろしくお願いします!」と呼び掛け、観客と一緒に“かめはめ波”で新作「ドラゴンボールDAIMA」と「ドラゴンボール40周年」のスタートを祝い、イベントを締めくくった。 ◆取材・文=田中隆信