3人目が産まれる予定なので「アルファード」の購入を検討中です。中古がいいのですが、夫は「新車がいい」といって聞きません…年収400万円でも購入できますか?
トヨタ自動車株式会社が販売するミニバン「アルファード」は7人まで乗れる大型サイズの車です。大勢で乗れる車を探している場合、選択肢に入れる人も少なくないでしょう。 今回のケースのように、将来家族が増えることを見越して購入を考える人もいます。しかしアルファードの新車は「高い」というイメージを持つ人もおり、現在の年収によっては購入が難しいと考えるかもしれません。 本記事では、年収400万円でアルファードの新車が購入可能かについて解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
アルファードの新車価格
最新のアルファードのモデルは、540万~872万円(税込み)です。3タイプのモデルの価格を例として表1にまとめました。 表1
出典:トヨタ自動車株式会社「アルファード」を基に筆者作成 ガソリンかハイブリッドなのかにより、価格に大きな差があります。最安モデルと最高値モデルとの価格差は332万円もあります。
最安モデルを購入する場合の支払いシミュレーション
以下の条件を基に行った、現金一括払いと分割払いのシミュレーション結果は表2の通りです。 ・オプション料金なし ・下取りなし ・見積もり販売店(トヨタモビリティ神奈川myX横浜店) 表2
出典:トヨタ自動車株式会社「アルファード」を基に筆者作成 分割払いにする場合、回数によっては車両本体価格より100万円以上も多く支払う必要があります。 仮に今回のケースで、一括払いできる資産がある場合は問題ありませんが、分割払いを検討するのであれば、月々の支払額と収入のバランスを考慮する必要があるでしょう。
年収400万円の家庭でアルファードは購入可能?
今回のケースのように年収が400万円の家庭の場合、税金や保険料などを差し引くと手取りは300万円前後となります。月に換算すると25万円前後と考えられます。 仮に96回払いでアルファードを購入する場合、先ほどのシミュレーションだと月々の支払額は7万1700円です。同額を25万円前後の手取りから支払う場合、残るのは約18万円です。 今回のケースは現在4人世帯で、まもなく5人世帯になろうとしています。子どもの年齢や状況によって実際の消費支出は変わりますが、もし現在の消費支出が18万円以上だと、毎月の支払いは厳しいかもしれません。 ちなみに総務省統計局の「家計調査/家計収支編/総世帯 詳細結果表(2023年)」によると、4人世帯の平均消費支出は32万3324円、5人世帯は34万1971円でした。 この調査は年収400万円の家庭に限定した調査ではありませんが、25万円前後の手取り額と平均消費支出を比較すると、月約7万円の支払いをする余裕はないようにも思えます。