意外と知らない、Amazonのマーケットプレイスの出品者は何者なのか? 転売屋なの?
マーケットプレイスの出品者は「転売屋」なのか
マーケットプレイスの出品者の中には、いわゆる「転売屋」や「せどり」を行う個人も中には存在します。すべての出品者が「せどり」というわけではないものの、転売屋に相当する方の出品が存在しているのは事実です。 転売屋の方がマーケットプレイスで利益を得る基本的な流れは、以下のようなものです。実店舗やネットショップ、海外サイトなどから商品を仕入れてAmazonで販売。購入額と販売額の差額を得るものです(※別途Amazonの手数料が差し引かれます)。 こうした転売屋の存在が問題視されたのは、近年では「PlayStation 5」の品薄問題が記憶に新しいでしょう。 PS5は2020年の登場以来、2年以上も品薄に苦しんだゲーム機でした。その理由の1つが「高額転売」。店頭での抽選販売に次から次へと転売屋が申し込み、仕入れたPS5をフリマアプリやAmazonマーケットプレイスで転売するケースが後を絶ちませんでした。そのため家電量販店側は転売対策を強化している傾向にあります。 またAmazon側も近年は「悪質な転売」への対策を強化しています。その対策の一例が、新品で商品を出品する際の「仕入れ証明書」の提出です。真贋調査や仕入れ先の正規店証明を目的とする調査であり、こうした書類提出や調査が強化されたことによって「実際には開封済みのぼろぼろの商品が新品で販売されている」といったケースは減少傾向にあります。 ■悪質な転売の出品は通報も可能 なお、Amazonでは先にも述べた「仕入れ証明書の提出(※新品での出品時)」などマーケットプレイスの出品者に対して一定のルールを設けており、悪質な転売行為や偽物の販売などは禁止されています。もし出品者が不適切な行為を行っていた場合、ユーザーはAmazonに通報することもできます。 「明らかに新品のコンディションではないにも関わらず、マーケットプレイスの出品者から新品として商品が届いた」といったようなケースでは、Amazonに通報をするのも一案です。