今秋、夜の上野で恐竜大パレード!東京国立博物館「恐竜大夜行」発表会場にティラノら乱入
東京国立博物館(東京・上野公園)にて今秋、開催されるアンバサダー企画「恐竜大夜行」記者発表会が7月8日に同館で行われ、ギガノトサウルスとティラノサウルスが乱入した。 【写真】危ない!ギガノトサウルスにかみつかれる東京国立博物館の浅見龍介副館長
2022年、東京国立博物館の創立150年を記念して開催した「150年後の国宝展」企業部門で、未来の国宝候補に選ばれた株式会社ON-ART。同社が開発した超リアルな恐竜型メカニカルスーツ「DINO-TECHNE」による体験型恐竜ライブショー「DINO-A-LIVE(ディノアライブ)」が、この秋「恐竜大夜行」として夜の本館前中庭で繰り広げられる。
東京国立博物館の浅見龍介副館長は、ON-ARTとの出会いを「150年後に当館で国宝展を開催することを想定し、一体何が国宝として人々から愛されているのか。初の公募型展示イベントとして企画した『150年後の国宝展』で『DINO-A-LIVE』が未来の国宝候補に選ばれ、実際に平成館の前でその姿を来館者にご覧いただいたことから始まった。今回の企画は同社がアンバサダーとして、当館を世界中の人々に紹介するため新たに企画された」などと説明。
株式会社ON-ARTの金丸賀也社長は、同社がこれまでに培った描写力や造形力、想像力を合わせて誕生したのが「DINO-A-LIVE」だといい「博物館の企画展で制作する展示造形は、いかにたくさんの人が楽しんで、いかにたくさんの人をそこにお呼びするかが大きな課題。その課題を解決するために僕らが思ったのは、博物館に展示してあるリアルな恐竜がもし映画のように歩き出したら、たくさんの人が来てくれるだろうということ。ですから『DINO-A-LIVE』は博物館から生まれたようなもの」などと紹介。 「僕らがアンバサダーとして何ができるかと考えた時に、この恐竜をぜひ本館の前でパレードさせようと思ったのが『恐竜大夜行』」とアピールした。
イベントでは本館前中庭でギガノトサウルス、ティラノサウルス、アロサウルス、ユタラプトル、スコミムス、フクイラプトル、ステゴザウルス、トリケラトプス、パキケファロサウルス、アンキロサウルスなど約20頭の恐竜がパレードを予定。 後半には出演恐竜のギガノトサウルスとティラノサウルスが会場になだれ込み、報道陣を威嚇したりかみついたり、ところ狭しと大暴れ! 間近で見るとまばたきや皮膚、筋肉の動き、鋭い牙など本当にリアル。フォトセッションでは、恐竜たちが浅見副館長にかみついたりすり寄ったり、いたずら好きな一面も見せた。「恐竜大夜行」は東京国立博物館 本館前中庭にて9月27日、28日に開催。オンライン予約は8月8日に開始予定。