「日程の影響が大きい」ブルズに逆転負けしたホークスのヤングが連戦続きの過酷さを訴え。指揮官も「極めて異例な状況」<DUNKSHOOT>
ヤングが指摘したとおり、ホークスはここまで3度の2連戦をこなしたが、いずれもアウェーからホームへ移動するスケジュールで、2日目はいずれも敗戦。10月27日のアウェーゲーム(対オクラホマシティ・サンダー)、翌28日のホームゲーム(対ワシントン・ウィザーズ)はどちらも黒星を喫していた。 米メディア『RealGM』によると、今季NBAの全30チームは平均14.9回の2連戦が組まれているという。そのうち、11チームが最多の16度あり、ホークスやサンダー、ウィザーズなどがタフな日程をこなす予定となっている。 その一方、最も少ないのは13度。3試合の差ではあるものの、ブルズやボストン・セルティックス、ロサンゼルス・レイカーズを含む6チームは恵まれていると言えるのかもしれない。 すでにシーズンが始まってしまったため、こればかりは仕方ないことなのだが、2連戦で主力選手たちを酷使してしまうと、ケガをしてしまうリスクが伴うだけに、注意が必要なのは明らか。 クイン・スナイダーHC(ヘッドコーチ)は「コミュニケーションをとっている。この期間は極めて異例と言える状況なんだ。我々は様々なローテーションを組んでプレーし、彼(ヤング)とは話し合ってきた。試合終盤、彼は明らかにガス欠になっていた」と語っていた。 ヤングは8日のピストンズ戦で今季4度目の40分超え(41分)、翌9日のブルズ戦でも37分52秒コートへ立ち、ここまでリーグ2位の平均11.5アシストに23.9点、4.2リバウンド、1.3スティールでホークスを引っ張っている。 「彼(スナイダーHC)は僕が毎晩40分プレーすることを望んじゃいない。だから今夜はちょっとローテーションを変えて、いろいろと試してみたんだ。もう頻繁に話しているよ。自分が出る必要があるのか、それとも休むべきなのか、彼はコート上の僕を見て判断してくれているんだ」 タフな日程によって、ヤングへかかる負担が増えていることは事実ながら、司令塔と指揮官が互いにコミュニケーションをとっていることはポジティブな要素と言える。今後も2連戦は続くため、彼らの奮闘が勝利という形で実を結ぶことを願いたい。 文●秋山裕之(フリーライター)
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