天国に一番近い島・ニューカレドニア/世界遺産の海とゴルフを満喫【ヌメア編】
ニューカレドニアの現地ゴルファーは約2000人
フランス領ということもあり、現地ではあまりメジャーなスポーツではなく、ゴルフ場を訪れるゴルファーはオーストラリアなどからの観光客が多いそう。ヌメア市内には大型スポーツ店でゴルフ用品を扱う店もありますが、ほとんどのスポーツ店ではゴルフ用品はなし。ゴルフ専門店は「プロゴルフショップ ニューカレドニア」が島唯一。ゴルフ工房とインドアスタジオを兼ねており、店主のキリアン・ブレイスさんは生まれ育ったニューカレドニアでゴルフを始めて、本国・フランスでプロとして活躍。その後、友人のプロゴルファーと共同で専門店を開店したそうです。お店にある商品のほとんどがダンロップ社製。「島民のゴルフ人口は約2000人、総人口の1%程度です。ダンロップ製品は値段も安くて高性能、しかも頻繁にモデルチェンジしないのでよく売れるんです」とプレイスさん。お店に来るのは現地在住の方のみ。今回、アポなしで突撃取材したにも関わらず快く取材を受けてくれましたが、「海外の人がお店に来たのはキミが初めてだよ(笑)」とのこと。一部フランス製クラブもありましたが、現地ゴルファーの間でも“日本製クラブ”が人気のようです。
ヌメア近郊には個性的な3つのゴルフ場が!
ヌメア近郊の3つのコースのうち、観光客がよく訪れるのが市街地から車で15分ほどのゴルフ・ド・ティナ。パー72の18ホールで、バックティーからも5889メートルと距離はありませんが、海越えのパー3など名所が散りばめられた景観美とゴルフの面白みを兼ね備えたコースです。ちなみにフランスでは距離表示はヤード表記でなくメートル表記(5889メートルは約6440ヤード)。そのため、スコアカードなども基本的にはメートル表記になっているので番手選びにご注意を! また、市内観光の移動には1回乗車300パシフィックフラン(約400円)の路線バスを利用するのもいいですが、ゴルフ場にはタクシーを使っていくのが便利。ただ日本のようにどこでもタクシーを拾えるわけではないので、ホテルでタクシーを手配したら、帰りの時間を指定して、迎えに来てもらうことをおすすめします。
ヌメア市街地から車で約1時間のところにあるゴルフ・デ・ラ・ウェンギ。18H・6154M・P72(PHOTO/Oneye Production)
首都ヌメアに滞在すれば、観光、グルメ、ゴルフにカジノ……と、見どころが多いですが、少し足を延ばすと、大自然溢れるニューカレドニアをもっと堪能できるスポットもあります。後編ではヌメア以外の見どころスポットやゴルフ場、おすすめグルメなどを紹介していきます。
週刊ゴルフダイジェスト