テヘランでライシ師らの葬儀 数十万人の群衆が故人に別れ
テヘラン、イラン、5月23日 (AP) ― イラン北部の山岳地帯に墜落したヘリコプターに搭乗していて死亡した同国の大統領と外務大臣らの葬儀が5月22日、首都テヘランで行われ、数十万人の群衆が故人に最後の別れを告げた。 ライシ師とアブドラヒアン外相ら墜落事故で死亡した8人の棺はトラックに載せられ、故大統領が生前演説を行ったアザディ広場に向かった。 これより先、テヘラン大学で行われた葬儀では、イランの最高指導者ハメネイ師が祈りを捧げ、40カ国以上の友好国政府要人が参列した。 それでも、それでもライシ大統領らの葬儀は、バグダッドで米軍の無人機攻撃で死亡した革命防衛隊のソレイマニ将軍を讃える2020年の行列に比べれば、規模は小さいものだった。 ソレイマニ将軍のために公然と涙を流したハメネイ師も、ライシ大統領らへの祈りを唱えながら、一方で平静を装っていた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)