旬のレンコン 朝日にキラリ 土浦、収穫最盛期 茨城
おせち料理に欠かせないレンコンの収穫が、霞ケ浦湖畔で最盛期を迎えた。日本一の産地、茨城県土浦市では早朝から、生産者が腰までハス田に漬かってレンコンを掘り出し、水洗いする作業に追われている。 穴が開いた形状から「先を見通す」縁起物とされる。同市沖宿町で50年以上生産を続ける高崎信一さん(79)は、妻と2人で毎朝6時半ごろからハス田で作業。掘り出して泥を洗い落とすと、白いレンコンが朝日に照らされて輝いた。 夏の暑さの影響はあったものの、例年並みの収穫量だという。高崎さんは「シャキシャキとした食感を多くの人に味わってもらい、良い新年を迎えてほしい」と話した。
茨城新聞社