「こんな電車が走る世界に住みたい」「未来の列車」に反響 荷物棚に乗せたアレ「マイナスイオン出てそう」
「気持ちよかったなぁ」
「未来の列車」が走る日。 荷物棚の上にしっかりと固定された植栽が揺れ、壁やつり革には広告もなく、座面の色も相まって緑一色の車内。そこでは、普段はうつむいてスマホを見ることが多い乗客たちも顔を上げ、植栽やダンスなどを見ながら楽しそうに乗っていました。 「気持ちよかったなぁと思います」と谷向さんは思い出します。
「実現は無理ですか?」
投稿を見て、「こんな電車に乗りたい。実際は無理ですか?」というコメントもつきました。 もし、〝今の形状の電車〟に植栽をすることを考えてみると、谷向さんは「給水・排水が難しいですよね」「水やりや植物の維持には、人件費もかかります」と様々な困難を挙げます。 でももし〝今の形状〟にとらわれなければどうでしょうか。これからの時代、今あるものの目的や発想は大きく変わるかもしれません。 〝理想〟を聞くと、谷向さんは「電車内に植物があったら、やっぱり良いですよね。気になる植物をQRコードで見て、買ったりできる……発想がちょっと大阪人っぽいですかね」と笑います。 将来は南アフリカと、大阪の2拠点で、ランドスケープデザイナー(造園師)として活躍する夢を持っている谷向さん。 まずは1年後に迫る万博で、ドイツ館のパビリオンの植栽工事が待っています。