「ラウンド中の悪い流れを絶ち切る方法は?」宮里藍がトップアマの質問にズバリ回答! 【至極の一問一答】
Q:バンカーが苦手。バンカーに入ってもイイって思える練習法は? A:プレッシャーのかかる状況をいろいろな遊びを入れながら実施する 左奈々は「アプローチとかバンカーに苦手意識があって。試合でも絶対に入れないようにしているんですけど。どういう練習をしたら、入れてもイイって思えるようになりますか」という、なかなか難解な質問。 これに対して藍プロは「バンカーに入れてもいいやと思って打っている選手は一人もいないと思うんだけど(笑)」と、まずは場を和らげておき、その後、きちんと回答してくれた。 「バンカーに入れた時に、どう打つか。58度で打つのか52度で打つのか。スピンを掛けて打つのか、少し転がして打つのか。その種類があればあるほど、対処はできるようになってくるから、いろんなライからいろんな距離を打つ練習というのを普段からやっておくといいかなと思います。ただ、バンカーって同じ所から何回も打つ練習って、実はあまり良い練習にはならないんですよね。というのも、バンカーは実際は同じところから何回も打たないじゃないですか。その場所からは一回しか打たない。だから(バンカーの練習は)、プレッシャーの中で、いろんなライから、いろんな距離から寄せワンの練習をしたかというのが、実際に生きてくる。プレッシャーをかけた練習を一度やっておくと、本番になった時に、あこれ一回経験したことあるよねって反応してくれるんですよ。だから、普段の練習から、プレッシャーが掛かる状況をいろんな遊びを入れながら、やるというのが大事かなと思います」 アマチュアの女子選手の切実な悩みに対して、プロとして世界のトップに上り詰めた宮里藍プロの回答は、彼女たちにとって珠玉の言葉。都玲華以外は残念ながら予選落ちしてしまったが、現役を退いてもなお、宮里藍の存在と言葉の重さは変わらないようだ。 写真/中村修
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