欧米車メーカー、最大17%減益 トランプ関税導入で S&P試算
S&Pグローバルは29日公表のリポートで、米国が欧州連合(EU)と英国から輸入される乗用車に20%、メキシコとカナダからには25%の関税を課した場合、欧米自動車メーカーの年間利益が最大で計17%落ち込むとの試算を示した。 トランプ次期米大統領はカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課すと表明している。 大半を欧州で生産しているスウェーデンのボルボ・カーや英ジャガー・ランドローバー、メキシコやカナダでの生産が多い米ゼネラル・モーターズ(GM)とステランティスは、2025年の利益見通しから20%超下振れする恐れがあるという。 トヨタ自動車と独フォルクスワーゲン(VW)の減益幅は見通しから10~20%、独BMW、米フォード・モーター、独メルセデス・ベンツ、韓国の現代自動車は10%未満と見積もられた。(ロイター時事)。