お笑いのパワーを改めて実感 上海国際コメディフェスティバルの舞台は大成功! 吉本シン新喜劇
日本を代表する喜劇集団の吉本新喜劇が、中国・上海で毎年開催されている「上海国際コメディフェスティバル」に11月21日から24日まで参加し、新喜劇を上演しました。酒井藍座長をはじめとする計10人の座員で上海へ。筆者もメンバーの一人でした。 いつも通りにはいかない海外公演。字幕に合わせてお芝居を展開するので、台本通りに、普段よりゆっくりせりふを言わなければなりません。現地の方にどれくらい伝わるのか、ちゃんとウケるのか…と不安で、初日はいつもと違った緊張感に包まれていました。 しかし蓋を開けてみれば、そんな不安はどこへやら。大盛り上がりの舞台となったのです。 ストーリーも伝わり、拍手に歓声、笑いどころではしっかりドカンと笑いが来る。ギターでおなじみ、松浦真也の歌に合わせての大合唱。リハーサルではやっていなかったアドリブにも笑いが起こり、「絶対成功させてやる!」という出演者の一体感も相まって、(出演者の私が言うのもなんですが笑)大成功だったのです! そして滞在中には公演のほか、上海の喜劇団「滑稽劇団」の劇団員と酒井の対談が行われたり、松浦と森田まりこの2人が日本人学校を訪問したりと、さまざまな交流の場が設けられました。森田は「子供たちが元気いっぱいに笑ってくれて、こちらが逆に元気をもらえた。私たちに会うことができて『上海に来てよかったと思えました』って言ってくれて、涙出そうになった…」と感慨深げ。 筆者にとっても、たくさんのあったかいお客さまや、お世話になった現地スタッフの方々、そして滞在中に何度か行ったコンビニやカフェの店員さんとの別れが寂しくなるくらい、いとしく楽しく刺激的な日々となりました。 上海公演では改めて、新喜劇とお笑いのパワーをこれでもかと実感しました。 皆さん、吉本新喜劇ってやっぱりスゴイですよ。一度はぜひ劇場で体感してください!(吉本新喜劇座員・芸人ライター 吉岡友見)