あす(4日)早朝にかけて星空観察はいかが?「しぶんぎ座流星群」1997年の「あの彗星」が関係か?
あす(2025年1月4日)早朝に、「しぶんぎ座流星群」の極大を迎えます。先日のふたご座流星群と同様、3大流星群の一つです。星空観察はいかがですか? 【写真を見る】あす(4日)早朝にかけて星空観察はいかが?「しぶんぎ座流星群」1997年の「あの彗星」が関係か? (以下、2024年12月23日の記事再掲です) 天文学に詳しい、山陽学園大学地域マネジメント学部の米田瑞生さんに、「しぶんぎ座流星群」について教えてもらいましょう。 ー「しぶんぎ座流星群」は、どんな流星群なのでしょうか。 (山陽学園大学 米田瑞生さん) 「【画像(1)】は、2024年1月に観測した『しぶんぎ座流星群』です。一晩の流星を、同じ静止画に収めています。今年は低調で、画像の通り、観測できたのは7個程度のみでしたが、活発になることもあります」 (米田さん) 「2025年1月4日、3日から日付が変わる頃が、極大のタイミングですが、数時間経過して、放射点が昇ってきたタイミングの方がよく見えると思われます」 ■星空のどの辺りを見ていたらよい? (米田さん) 「『しぶんぎ座』は、『りゅう座』のあたりに放射点があります。このあたりは明るい星々が少なく、わかりづらいかもしれませんが、放射点から四方八方に流星が出現するということであり、星座・星々を把握する必要はありません。北斗七星あたりをぼんやり眺めるくらいのつもりで十分です」 (米田さん) 「今年は月が夜空になく、条件が良いのですが、この流星群は、あたりはずれがあり、2025年の活動がどうなるかは、予測が難しい所です」 「ちなみに、『しぶんぎ座』という星座は現在は使われていませんが、流星群の名前として、残っている名称です」 「『しぶんぎ座』の正式名称は壁面四分儀座(壁面四分儀:天体の位置計測の器具)ですが、この星座は現在は使われていません。国際天文学連合が、正式な星座として、この星座を認定しなかったためです。しかし、流星群の名前として現在もしぶんぎ座は定着しています」 ■この流星群を発生させる「ダスト」をまき散らしている彗星の正体は、1997年のあの彗星? (米田さん) 「この流星群を発生させるダストを撒き散らしている彗星の正体ははっきりしていませんが、1997年に壮大な姿を見せた、ヘールボップ彗星がその候補の一つになっています」 米田さんが1997年に撮影したその彗星が【画像(3)】です。
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