横浜FWアンデルソン・ロペスの2年連続J1得点王への決意。ライバルの元同僚レオ・セアラと誓い合った想い
28節のC大阪戦で2ゴールを挙げ、トップに並ぶ
今季のJ1も得点王争いが熾烈だ。 現在17ゴールでトップを走るのが、横浜F・マリノスのFWアンデルソン・ロペスとセレッソ大阪のFWレオ・セアラだ。前者はゴール前の勝負強さや巧みなシュートテクニック、後者はポジショニングの上手さや強靭なフィジカルを武器にゴールを量産している。 【画像】Jがコラボ!国立決戦に横浜F・マリノスマスコット&ちいかわキャラクターが大集結! 続く3位につけるのが、ジュビロ磐田のFWジャーメイン良。12節の東京ヴェルディ戦で左前額骨陥没骨折の重傷を負い、戦列から離脱した時期もあったが、現在15ゴールで上位のふたりを追随している。 そうしたなか、銀髪に染めた横浜のA・ロペスが9月12日のトレーニング後、2年連続得点王への想いを語った。 「自分の1年間のなかでの目標のひとつなので、意識してやっています」 A・ロペスは28節のC大阪戦(4-0)で2ゴールを挙げ、それまで得点ランキングでトップを走っていたC大阪のL・セアラの17ゴールに追いついた。しかし、今季の前半戦はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)2023-24と並行して戦っていたため、「今年はJリーグの得点王はどうかなという気持ちはあった」と胸の内を明かす。 「正直、あの試合(C大阪戦)で同率になった時は心から嬉しかった。チームがACLに重きを置いていて、自分もそっちに力を入れていた部分があったので。だから追いつくことができて、やっとステージに立ったなと」 また、2022年シーズンにトリコロールのユニホームを着て共闘したC大阪のL・セアラとは、試合をした際に「頑張れよ、俺も頑張るから」とお互いの健闘を称え合ったという。 リーグ戦は残り10試合。横浜の攻撃を牽引する背番号10は、2年連続の得点王に輝けるか。 取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)