【ヴィッセル神戸】大迫選手「1プレイ1プレイやるべきことを積み重ねるだけ」 武藤選手「最後は気持ち。チームのために走る」 リーグ連覇へ運命の最終戦
2位のサンフレッチェ広島に勝ち点差1。3位の町田ゼルビアには勝ち点差3。勝てば待望のJリーグ連覇、引き分けや敗戦で勝ち点を失うようなことがあれば夢が打ち砕かれる可能性が高いヴィッセル神戸。12月8日に行われる運命の湘南ベルマーレ戦を前に、監督と選手が胸の内を語りました。 チームを率いる吉田孝行監督がまず口にしたのが、「みんなでいい準備ができた」の言葉。そのうえで「タイトルを勝ち取るためには、戦術うんぬんの前にみんなが同じ方向を向くことが大切。選手たちには、自分たちがやるべきことをやれば大丈夫と伝えた」と話しました。そして「最終戦に向けては、(何よりも)メンタルの充実が大事。どうやって勝ちにいくか選手に迷いがあってはいけない。そのための準備はしっかりとできた。それをピッチで体現すれば、勝ち点3は取れる」と自信をのぞかせました。 運命の一戦を迎える選手も思いは同じ。満身創痍の中、攻撃陣の柱として1年間チームを支えてきエースの大迫勇也選手は「(今シーズン)最後の試合だが、ぼくらのやるべきことは変わらない。1プレイ1プレイやるべきことを積み重ねるだけ。その積み重ねが今の首位につながっている。個人としても、しっかりとやるべきことを積み重ねて成長していく、そういう姿勢を持ち続けることがチームのためにもなると思っている」とコメント。 大迫選手と共に誰よりもピッチを走り回ってチームに貢献してきた武藤嘉紀選手は「最終戦に向けて、ピリッとした空気かつポジティブなエネルギーがピッチの中にも練習場にも充満している。これだけの準備をしてきたし、正直、今がベスト(な状態)。とにかく最後は気持ち。ひとつの妥協もなくチームのために走る。最後それで優勝に導くことができれば」と語りました。 ホームのノエビアスタジアム神戸で行われる最終戦はチケットも完売。サポーターの大声援を背に戦う気持ちについては、「ホームで受け身になるという姿勢は見せてはいけない。いつもやるアグレッシブなサッカーを貫き通す」とこたえた吉田監督。「最後は、ホームで(サポーターの皆さんとともに)みんなで勝って終わりたい」と締めくくりました。 ヴィッセル神戸が悲願のリーグ連覇を達成することができるのか。運命の大一番、湘南ベルマーレ戦は、12月8日午後2時から行われます。
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