星街すいせい「また1億再生してもらえるような曲を作らなきゃ」 「ビビデバ」大ヒットを経て2025年さらなる飛躍を誓う
星街すいせいの日本の攻略度は……?
ーーそして、ツアー初日には2025年の予定が発表されました。まずは3枚目のオリジナルフルアルバム『新星目録』が1月22日にリリースされます。 星街:これまでのアルバム同様、みなさんに届き、反応をいただけるまでは「大丈夫かな…」っていう不安を抱きながら過ごしている感じなんですけど(笑)。でも、すごくいい作品に仕上がりました! 1stアルバムは“キラキラ”、2ndアルバムは“ギラギラ”と銘打った内容になっていたので、「じゃあ3枚目はなんやねん!」って私自身めちゃくちゃ考えて。その結果、次は爆発しようと(笑)。常に新しい時代を切り開いていきたい気持ちも強いので、“革命”というコンセプトを掲げた上で、また1枚殻を破り、成長した星街すいせいの姿を感じてもらえるような、今までにやってこなかったような曲をたくさん作っていきました。いろいろなアーティストさんにもお声がけさせてもらったので、そういった意味でも革命的なアルバムになっていると思います。 ーーそのアルバムを引っ提げ、2月1日には初の日本武道館公演『SUPERNOVA』も開催。デビュー当初から公言してきた夢の舞台にいよいよ立つこととなります。 星街:さいたまスーパーアリーナで発表したときは、大泣きして喜んでくれたファンの方もたくさんいらっしゃって。私もめちゃくちゃ嬉しかったです。私は最初から「日本武道館を目指します!」と言ってここまでやってきたので、星街すいせいの人生として、本当に大事なライブになると思いますね。そもそも武道館を夢として掲げたのは、ある種のビッグマウスだったんですよ。目標はめちゃくちゃ大きいほうが、それが叶ったときに感動的だしなと思って(笑)。でもそれが本当に実現できることになったんです! 昔から追ってくださっているファンのみなさんも、「まさかこんなところまで来るとは思わなかった」って言ってますからね(笑)。その頃の思いを共有しながら、当日は思い切り楽しもうと思っています。 ーー武道館ライブを成功させれば、それはまた未来に向けた大きな足掛かりになるはずですよね。 星街:そうですね。正直、武道館でライブができると決まったときは「いいんだろうか?」みたいな気持ちもあったんですよ。ずっと掲げてきた夢が叶ったとき、私のストーリーがキレイに終わって、燃え尽きてしまうんじゃないかって。だったら武道館という夢は叶えずにいたほうがいいのかもしれないなって。 ーーでも星街さんはその夢を叶えることに決めたわけですよね。 星街:はい。やっぱりね、他の人が先に武道館をやってしまうのも悔しいじゃないですか。だったらホロライブ初として武道館に足跡をつけるべきかなって。それに、私の最大の目標、叶えたい未来はVTuberをもっとお茶の間に広めることなんです。なので、日本武道館という夢を叶えた後は、またその最大の目標に向けて力強く足を進められるだろうなと思ったんですよね。 ーー武道館に立つことが活動を続ける最大の目的ではないということですよね。 星街:そうそう。その先を作っていく、見せていくのが一番大事なところで。だから武道館の後も、「まだまだ物語は続きます」という意志をしっかり見せられる活動をしようと、いろいろと計画を練っているところです。星街すいせいはまだまだ歩み続けたいと思います! ーー2025年は『NHK紅白歌合戦』への出演も期待したいです。 星街:『紅白』に出るというのは、活動で叶えたい目標の一つです。2024年は「ビビデバ」のヒットもあって、私もスタッフの方々も『紅白』に出たい! という気持ちで頑張りましたが届かず……。でも、私としてはホッとしているところもあって。ツアーを回って、武道館も決まって、3枚目のアルバムも出せる。これで『紅白』まで出れたら夢が一気に叶いすぎてしまうというか、きっと次は何をすればいいんだってなっていたと思います。また来年頑張って、「ビビデバ」以上のものを作っていきたいです。 ーー今年の快進撃も楽しみにしています! では最後に。昨年頭に公開されたインタビューにおいて、2023年での日本の攻略度を発表してもらったんですよ。 星街:あー、そうでしたね。何%って言ってましたっけ(笑)? ーー去年は20%とおっしゃっていて。2024年を経て感じる今の攻略度はいかほどですか? 星街:えーどうだろうな。じゃあ、39%としましょう。「ビビデバ」のヒットがなかったら23%くらいだったと思うんですけど(笑)。 ーー2023年と比べてほぼ倍になりましたね。 星街:1年で19%アップはすごいですよね(笑)。ここからちょっとずつ、着実にアップしていって50%の大台に乗れるよう、2025年も頑張っていきます!
もりひでゆき