フジ「ノイタミナ」放送枠、初の23時台に変更 来年4月からで1作目は『謎解きはディナーのあとで』
フジテレビは9日、同局の深夜アニメ枠「ノイタミナ」の放送枠を2025年4月より大幅に変更することを発表した。2005年の放送枠設立より日付が変わった深夜帯での放送だったが、放送20周年を記念して現在の毎週木曜深夜0時55分から、午後11時台へ変更。これまでも度々変更はあったが、午後11時台の放送は20年の歴史で初となり、新たなノイタミナ枠の記念すべき1作目は『謎解きはディナーのあとで』を放送する。 【動画】北川景子に似てる?主人公 公開された『謎解きはディナーのあとで』PV 「ノイタミナ」は、「Animation」を逆読みしたもので、「アニメの常識を覆したい」「すべての人にアニメを見てもらいたい」という想いから名付けられ、2005年4月に放送枠が設立。第1作目『ハチミツとクローバー』から始まり、これまで『怪 ~ayakashi~』『働きマン』『のだめカンタービレ』『モノノ怪』『墓場鬼太郎』『図書館戦争』あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『坂道のアポロン』『PSYCHO-PASS サイコパス』『甲鉄城のカバネリ』など80作品を超える数多くの名作を世に送り出してきた。 今回、深夜のアニメを盛り上げてきた「ノイタミナ」の放送枠が引っ越しされ、1作目として『謎解きはディナーのあとで』を放送。物語は東京都国立市が舞台で、国立署の新米刑事ながら世界的に有名な「宝生グループ」の令嬢・宝生麗子が主人公。麗子の執事兼運転手であり、鋭い推理力と毒舌を持ち合わせた影山が、「お嬢様の目は節穴でございますか?」と暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつ、影山が鮮やかに事件の謎を解き明かしていく毒舌執事×本格ミステリー。 2007年に小学館『文芸ポスト』で掲載されると、2010年に小説が刊行。2011年には櫻井翔と北川景子でテレビドラマ化され、2013年には映画化。漫画、舞台化など数多くのメディアミックスで話題を呼び、シリーズ累計495万部を突破している。 今回、アニメPVも公開され、出演キャストは宝生麗子役を花澤香菜、影山役を梶裕貴、国立署の警部で麗子の上司でもある風祭京一郎役を宮野真守が担当。制作スタッフは、キャラクター原案を『プロミス・シンデレラ』『ホタルの嫁入り』などの橘オレコ、監督は『ダイヤのA』『しろくまカフェ』などの増原光幸、シリーズ構成は『宝石商リチャード氏の謎鑑定』『バーテンダー 神のグラス』などの國澤真理子、キャラクターデザイン・総作画監督は映画『金の国 水の国』などの河田泉、音楽はははまたけしを迎え、アニメーション制作はマッドハウスが担当する。