BMW、『M2』ベースの新型エントリーレベル・レーシングカーを発表。デビューは2026年を予定
BMWは8月20日、GT4やGT3レースへの足がかりとなるエントリーレベルの新型レーシングカーを開発していることを発表。2026年のデビューを予定するクルマのプロトタイプを公開した。 【写真】新型モデルは『BMW M2 CSレーシング』の後継モデルとなる 『BMW M235iレーシング』『M240iレーシング』『M2 CSレーシング』などが挙がる、手頃な価格で技術的に洗練されたBMWのエントリーレベル・レーシングカーの伝統に、また新たな1ページが加わろうとしている。 20日(火)に公開されたBMWのニューマシンは、2023年から生産が開始され最近2025年モデルとしてマイナーチェンジが行われたG87仕様の『M2』がベースとなるようだ。 ミュンヘンのブランドは、2026年にデビューを予定すること以外、このクルマに関する詳細はほとんど明らかにしておらず、より詳しい情報は後日明らかにすると付け加えている。 この新しいモデルは、2021年にデビューしたM2 CSレーシングの後継車となる予定だ。現行車はTCアメリカ・パワード・バイ・スキップ・バーバー・レーシング・スクールをはじめ、ハンコック24Hシリーズ、NLSニュルブルクリンク耐久シリーズ、ニュルブルクリンク24時間などのシリーズで活躍してきた。 「顧客との距離の近さは、BMW Mモータースポーツが追求している理念のひとつだ」と語るのは、BMWカスタマー・レーシングの責任者であるビョルン・レルマン。 「私たちの考えでは、この理念の中には新しいチームやレース初心者が手に届く草の根レース用のマシンを提供することが含まれる。同時に、最高レベルのBMW Mモータースポーツ・テクノロジーを提供することも含まれている」 「したがって、このタイミングでBMW M235iレーシング、M240iレーシング、M2 CSレーシングの後継モデルを発表できることを嬉しく思う」 「我々のエンジニアたちはすでに、開発の初期段階から集中的に作業を行っており、顧客がクルマを最適に使用できるように準備をしている」 [オートスポーツweb 2024年08月21日]