前年準優勝の丸山忠久九段と森内俊之九段が激突!同学年対決制し“二代目達人”へ前進するのはどっちだ/将棋・達人戦
将棋の第2回達人戦立川立飛杯準決勝第1局が12月4日に行われ、12時30分から森内俊之九段(54)と丸山忠久九段(54)が対局を開始した。振り駒の結果、先手は丸山九段に決まった。 【映像】森内九段VS丸山九段 注目の準決勝 森内九段は、1987年5月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:20期)、順位戦はフリークラス(宣言)。タイトル獲得数は名人8期を含む通算12期で、十八世名人の有資格者。棋戦優勝は13回を誇る。早指し戦にも高い適性を見せており、予選からの出場となった今期も力を発揮し、自力で本戦の舞台に勝ち上がった。3日に行われた準々決勝では、名人戦でも激突した谷川浩司十七世名人(62)に勝利。まずは前年超えの決勝進出を目指す。 丸山九段は、1990年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:25期)、順位戦B級2組(A級以上:14期)。タイトル獲得は名人2期、棋王1期の通算3期。棋戦優勝は前期銀河戦を含む13回。前期の達人戦は羽生善治九段(54)との決勝戦を戦い、準優勝で第1回大会を終えた。前日の準々決勝では、増田裕司七段(53)を撃破。強敵を破り、二代目達人の座に向けて前進したい。 両者の公式戦対戦成績は、2002年に行われた第60期名人戦七番勝負を含む全48局で、両者24勝24敗と互角。直近の対戦は、昨年2月に行われた第73期王将戦一次予選2回戦で、森内九段が白星を飾っている。“25勝目”を飾り、決勝進出を決めるのはどちらか。 達人戦は、2024年4月1日付で満50歳以上の現役棋士に参加資格が与えられている。第2回大会は53人とシード棋士4人の合計57人が出場。「達人」の称号を目指し、熱い戦いが繰り広げられている。本戦の持ち時間は各30分、切れたら一手30秒未満。先手・後手は振り駒で決定する。 (ABEMA/将棋チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部