第14回週刊首里城 「沖縄を元気に」復興祭 国王の思い
山城アナウンサー「復元が進む首里の今、人々の思いを紹介する週刊・首里城です。さて沖縄に来て、4年目の寺崎さん!那覇3大祭りといえば? 寺崎アナウンサー「」 山城アナウンサー「GWの那覇ハーリー、那覇大綱挽、そして あすから始まる首里城復興祭(首里城祭)ですね!今回は、その復興祭で国王という大役を担う男性の思いを紹介します」 国王役 知念大河さん「イベントをしっかり盛り上げられるよう、できることをやっていきたい」 力強く決意を語るのは、今回の首里城復興祭で国王役を務める知念大河さん。 首里城公園が毎年選出している復興を盛り上げ、琉球の歴史・文化を広く伝える国王役に36人の中から選ばれました。 国王役 知念大河さん「いつも野球のユニフォームしか着ていないので、こういう衣装を着ると気が引き締まる気持ちでいっぱい」 実は知念さん 2016年6月17日めざせ甲子園 知念大河選手「あの秋、悔しい負け方をしたので夏は見返そうという気持ちでやりました」 学生時代から野球に励み、去年まで熊本の社会人チームで活躍。現在は、野球スクールのコーチとして子どもたちと日々汗を流しています。 国王役 知念大河さん「(生徒から)知念コーチと呼ばれていて「知念コーチ首里城に家引っ越したの?」と言われた」 そんな知念さんには、もう一つの顔が!自身が野球を始めるきっかけになった北海道日本ハムファイターズ・新庄剛志監督のモノマネをしながら野球を楽しく伝える”まんぶり新庄”としても活動しています。 国王役 知念大河さん「(国王もその他の活動も)根本は沖縄を元気にしたい盛り上げたいという気持ちで活動している」 この日行われていたのはまつりの見どころの一つ「古式行列」のリハーサルです。「古式行列」とは琉球国王が国家の安寧・五穀豊穣を祈願するため、首里城下の3つの寺を参詣する行列を再現したもの。 行列のルートはと言うと奉神門前で儀式を終えた一行が瑞泉門や守礼門などいくつもの門をくぐり公園を出発。国王、王妃は御轎(うちゅう)と呼ばれる乗り物に乗って首里の城下町を練り歩きます。求められるのは威風堂々視線をそらさずゆ~っくり歩くこと! 知念さんと王妃役(志喜屋さん)の会話「覚えること多くない?」「めちゃくちゃ多いですね」「多いねやばい・・・!大丈夫かな本番」 その他にも国際通りでの絵巻行列や出御などまつり期間中は大忙しです。 国王役 知念大河さん「リハーサルをやってみてイメージが湧いたというか、わくわくしている。下り坂で少し早く歩いてしまうと今日発見したので、そこを意識して気を付けながら歩いていきたい」 5年前、野球に打ち込む中で知った首里城火災。なんとか力になりたい、復興を後押ししたいと国王に挑戦しました。 知念さんの原動力は? 国王役 知念大河さん「沖縄に元気を。歴史がある伝統があるイベントということで自分も気合が入っているし、子どもたちにも親や家族にもびしっとした姿を見せたい。みなさんが元気になるような姿を披露したいと思う。」 知念さんが国王を務める首里城復興祭はあすから3日間開催されます。 首里城復興祭はあすから3日間の開催です。再建工事エリアは、県民は通常の2割引きで入場可能。今しか見られない建設途中の正殿も見学できます。 詳細は首里城公園のウェブサイトでご確認ください。