海外メディアは井上尚弥の衝撃のドネア2回TKOをどう伝えたか…「ボクシング界最高の選手の1人」「本当のモンスター」
「Compuboxのパンチ統計によると、井上はパンチ85発のうち42発(49%)を着弾させ、それに対してドネアは71発中16発(23%)だった」と、わずか2ラウンドだったが、専門機関の試合データを付け加えた。 またドネアの地元のフィリピンスター紙は「井上はドネアにとって強過ぎた」との見出しで、「埼玉にドラマはなかった。全盛期の選手である日本の井上は、残忍なファイトを見せ、数発の素晴らしい一撃を放ってフィリピンのドネアJr.を倒すのに2ラウンドを必要としなかった」と絶賛した。 記事は「井上は(2ラウンドに)コーナーの近くで、ドネアに対して、右、そして左と頭にパワフルで正確なショットをヒットさせ、フィリピン選手(のドネア)から最後のダウンを奪った。レフェリーのグリフィン氏が、すぐに試合終了の引き金を引いた」と試合内容を紹介。 「元5階級王者で将来の殿堂入り選手のドネアは素晴らしい現役生活を何年も延ばそうとしてきたが、この前王者に引退の引導を渡すと公言していた日本選手(の井上)には、明らかに見合わなかった。井上は2019年にリング誌から年間最高試合と評価された試合の再戦としての期待に造作なく応えてみせた」と続けた。 海外メディアも絶賛の嵐。モンスターの評価がワールドレベルで急上昇だ。