【ローレル賞】ウィルシャインが無傷3連勝で重賞初制覇
本田重騎乗で5番人気のウィルシャインが、無傷の3連勝で初タイトルを手にした。道中は中団の外を追走。3、4コーナーでも外を回らされたが、直線で力強く伸びて差し切り、2着のオリコウデレガンスに3/4馬身をつけた。タイム1分45秒1(稍重)。次走は優先出走権を獲得した東京2歳優駿牝馬(12月31日、大井、SⅠ、ダ1600メートル)に向かう。なお、本馬場入場後に馬体検査を行い、異常なしとされた1番人気のリオンダリーナ(北海道)は、果敢に逃げたものの直線で失速。12着に敗れた。 ■ウィルシャイン 父ジャスタウェイ、母ストロボフラッシュ、母の父スパイツタウン。黒鹿毛の牝2歳。船橋・佐藤裕太厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は前田良平氏。戦績3戦3勝。獲得賞金1870万円。重賞は初勝利。ローレル賞は佐藤裕太調教師、本田正重騎手ともに初勝利。 ◆本田重騎手(ウィルシャイン1着)「競馬が上手なので、自信を持って乗った。終始外々を回る展開になっても頑張ってくれて、底力を感じた」 ◆佐藤太調教師(同)「まだきゃしゃで、セーブしながらの調整だったので、想像以上の走りだった。もっと大きな舞台でも頑張ってくれると思う」 ◆今野忠騎手(オリコウデレガンス2着)「少しキリキリしていたし、スタート直後にわだちを見て外に飛んだのもあった。でも、レースは上手だね」 ◆御神本訓騎手(プラウドフレール3着)「枠が良かったし、うまく運べた。いいばねがあるので、パワーがついてくれば」 ◆和田譲騎手(ランベリー4着)「出たなりで運んで、もまれながらもいい脚を使ってくれた。距離はマイルまでかな」 ◆鷹見陸騎手(ドナギニー5着)「想定していた中では最悪な形になった。でもためつつ行かせて、今後につながる競馬ができた」 ◆吉原寛騎手(リオンダリーナ12着)「自分の形の競馬ができたけど、最後は踏ん張れなかった。初物尽くしだったのもあると思う」