立憲・野田代表、ほかの野党に首相指名選挙で協力要請も…苦しい状況続く【中継】
日テレNEWS NNN
自民・公明の与党が過半数を失ったことを受け、立憲民主党の野田代表は、首相への就任を目指し、首相指名選挙で「野田佳彦」と書くよう、ほかの野党に要請しています。 国会記者会館から中継です。 与党が過半数を下回った今、主要な野党が一致して野田代表の名前を書けば野田首相が誕生する、千載一遇のチャンスですが、ほかの野党の協力を得るメドは立っておらず、苦しい状況となっています。 野田代表はまず、日本維新の会の馬場代表と会談し、首相指名選挙での協力を要請しました。 立憲民主党・野田代表 「政権を変えていく大きなチャンスでもありますので、ぜひご協力をお願いをしたいと。首班指名選挙では、わたくし『野田』とぜひお願いをしますと」 野田氏の要請に対し、維新の馬場代表は「国民になるほどと思ってもらえる大義がなければならない」と慎重な考えを伝えました。 このあと、維新の藤田幹事長は「他の党の党首の名前を書くには相当なすり合わせが必要だ。事実上、難しい」と述べ「馬場代表の名前を書く」と明言しました。 野田代表は、先ほどから共産党の田村委員長とも党首会談を行っています。 野田代表は先月、石破内閣不信任案を一緒に提出した維新、国民、共産の協力を得たい考えですが、維新、国民はつれない対応で、共産も応じるかは見通せていません。 こうした中、維新の役員会では、党幹部から「結果の責任をとるべきだ」と馬場代表の辞任を求める声があがりました。 日本維新の会・浅田参院会長 「今回の選挙は私は大惨敗であると受けとめてます。責任をとって代表と選対本部長ぐらいは辞意を表すべきだ」 こうした意見に対し、馬場代表は「国会日程の対応がある」と述べ、現時点での辞任は拒みました。