収益2ケタ増を見込む ルルレモン 会員プログラム拡大で「ウェルビーイング」強化
ウェルネス関連の他ブランドも利用できるプログラム
ルルレモンは、ウェルネスとウェルビーイングにフォーカスした「パートナー特典(Partner Perks)」を8月に取り入れて、プログラムを拡張した。同社の声明によると、この新しい取り組みにより、ルルレモンは「志を同じくするブランドのグループにより提供されるウェルネス特典への特別アクセスをゲストに届けて」、このカテゴリーへの注力をさらに強化しているという。新規・既存の顧客はメンバーシッププログラムの特典にアクセスでき、プログラムへの参加は引き続き無料である。 バイ氏は、「運動・食事・休息(Sweat, Fuel and Restore)という3つの主要なウェルビーイングの柱を特定して、当社とビジョンを共有する素晴らしい12のパートナーを厳選した。会員に魅力的なオファーを提供するだけではなく、会員のウェルビーイング目標を支援してくれる、志を同じくするほかのコミュニティや体験を紹介するために協働した」と語る。参加企業には、AG1、オーラ(Oura)、ララランドカフェ(La La Land Café)、ライフ アンド タイム(Life and Time)、バリーズ(Barry's)、スイートグリーン(Sweetgreen)、スーパーグープ(Supergoop)、エレウォン(Erewhon)などがある。 プログラムの今後の展開について、バイ氏は次のように述べる。「(ルルレモンでの)会員体験を向上させる新しい方法を引き続き模索する。これにより、さらに多くのゲストをプログラムに惹きつけることはもちろん、さらに重要なことには、ゲストに当社のブランドやコミュニティに引き続き関与してもらうことができる」。 ルルレモンは、6月に2024年第1四半期の収益報告を行い、純収益が10%増加して22億ドル(約3132億円)になったことを発表。2024年第2四半期の収益については、純収益が24億~24億2000万ドル(約3419億~3445億円)の範囲になると予測しており、これは9~10%の成長にあたる。最新の収益に関する声明の中で、ルルレモンのCEOカルヴィン・マクドナルド氏はブランドの革新性を評価して、「さまざまなカテゴリーにわたる当社の製品革新は顧客から好評であり、当社は米国での品揃えの最適化に向けた発展に満足している」と述べた。 [原文:Lululemon expands its membership program, introduces third-party brands] Tatiana Pile(翻訳:ぬえよしこ、編集:戸田美子)
編集部