「本当に大変幸せなこと」両陛下、英国王夫妻とお別れ… エリザベス女王にも“お礼”
■思い出の地、訪問「本当に大変幸せなこと」
1983年から2年間にわたりイギリスに留学された天皇陛下。その際にも、エリザベス女王からバッキンガム宮殿に招待されるなど、多くの心遣いを受けられたといいます。 留学中の体験を記された著書「テムズとともに 英国の二年間」では、この時の様子が詳しくつづられています。 「テムズとともに 英国の二年間」 徳仁親王・紀伊國屋書店刊 「幾分緊張もしていたが、会話はとても楽しかった。また、英国の『ティー』とはどういうものかと思っていた私には、女王陛下自らがなさって下さる紅茶の淹れ方と、紅茶とともに並ぶサンドイッチやケーキの組み合わせに興味をひかれた」 天皇陛下 「エリザベス女王陛下には、来日された時にも、私はまだ小さかったですけど、お会いしましたし、それ以降、特に留学している間はバッキンガム宮殿にお茶に呼んでいただいたり、都度都度、本当にいつもよくしていただいた」 2020年には、即位後初めての外国訪問として、エリザベス女王から招待を受けていた天皇皇后両陛下。それから4年越しとなった今回のイギリス訪問。 チャールズ国王 「今宵(こよい)、両陛下をバッキンガム宮殿にお迎えできることを、私と妻は大変うれしく思っています。英国に『お帰りなさい』」 天皇陛下 「やっぱりなんか思い出の地に戻ってきたという印象を強く持ちましたし、そのような中で『お帰りなさい』というふうに言っていただいた。『ウエルカムバック』というようなことを、多くの方から言っていただいたこと、本当にこれは私はうれしかったですし、その思い出の地に今回、雅子にとっても思い出の地ですので、二人でもって立つことができた。これは本当に幸せなことだと思っています」 (「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年6月28日放送分より)
テレビ朝日