「本当に大変幸せなこと」両陛下、英国王夫妻とお別れ… エリザベス女王にも“お礼”
■「イギリス両国の友好親善に貢献」
天皇陛下は、パレードなどで沿道に集まったイギリス国民にも感謝の言葉を述べられました。 天皇陛下 「また今回は馬車でのパレードの時もそうでしたし、また車で走っているときにも沿道から多くの方に手を振っていただいたりして、非常に温かく迎えていただいていることを大変うれしく思っております」 国王夫妻主催の晩餐(ばんさん)会。スピーチの中で陛下が話されたジョークについては…。 天皇陛下 「みなさん笑っていただいたのがうれしかったですね」 記者団からは陛下のスピーチについての質問も上がりました。 天皇陛下 「(Q.陛下でも緊張されることがあるのかなと思ったのですが?)しかし何か本当に、今回も感じましたけれども、非常に温かい雰囲気の中で晩餐会、バッキンガム宮殿もそうでしたし、それからギルドホールもそうでしたし、非常に温かい雰囲気の中でスピーチをすることができて、本当に何か比較的リラックスしながらのお話をすることができましたし。皆さんがこちらの方よく聞いてくださっているということが分かって、これは大変話している私としてもうれしく思いました」 「また視察先としては、今回フランシスクリック研究所にも訪れましたけれども、そこでは本当に最先端のがんの治療ですとか、それからインフルエンザの対策ですとか、そういった最先端の研究が今回、日本の研究者など日英の研究者両方で進められていて、最先端の技術というものも感じましたし。イギリスは本当に古いものを大切にしながら、そしてまた一方で非常に新しいものを生み出している。そういうところもまた非常に興味深く思いました」 「今回の私たち2人の国賓としての訪問が今後の日本・イギリス両国の友好親善に貢献すること心から願っております」 「(Q.お忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました)よろしいですか。どうも、ありがとうございました」
■国王夫妻の見送りも…
バッキンガム宮殿でチャールズ国王夫妻へのお別れのあいさつをされた天皇皇后両陛下。 チャールズ国王 「Take care of yourselves(どうかお元気で)」 滞在中の国王夫妻との面会はこれが最後。チャールズ国王は天皇陛下と握手を交わし、カミラ王妃は雅子さまに優しく触れ、微笑みます。別れを惜しむかのように一歩ずつ、一歩ずつ、ゆっくりと歩みを進められます。 最後には、雅子さまが国王夫妻に“チークキス”。 国王夫妻に見送られ、バッキンガム宮殿を後にされました。