老けない人が食べている〈おやつ〉は?管理栄養士が勧める〈老けないおやつ3選〉
「あの人はいくつになっても若々しい」 「老けない人の秘訣ってなんだろう」と思うことはありませんか。 若々しい方は、スキンケアやエステ・サプリメントなど様々な努力をされていると同時に「毎日の食事」も意識していることが多い印象です。 今回は、その食事の中でも、手軽にチョイスできる「間食(おやつ)」に関して言及したいと思います。この記事では、老けないおやつのポイントと、オススメの食材3つを紹介します。 食事よりも手軽に取り組みやすい「おやつ」を意識して、若々しい身体を目指しましょう! 〈画像で見る〉管理栄養士が勧める、老けないおやつ3選 ■老けないおやつのキーワードは「抗酸化」「タンパク質」「発酵食品」 おやつに悩んだときは「抗酸化」「タンパク質」「発酵食品」を意識すると良いでしょう。 「抗酸化」に関しては、酸化(からだのサビ)を防ぐ成分を摂取することで、老化予防をサポートします。 具体的にはビタミンA・C・Eやポリフェノールを含むものが良いでしょう。 また、おやつを選ぶ際は、肌や筋肉の材料となる「タンパク質」が多いものや、腸内環境を整える「発酵食品」がおすすめです。 おやつに選びがちなスナック菓子や洋菓子は炭水化物が多く、からだのサビ(酸化)やコゲ(糖化)の原因になりやすいと示唆されています。 たまのご褒美にはOKですが、毎日食べるのは控えた方が良いでしょう。 ■老けない人が食べているおやつ3選 上記に老けないおやつのキーワードを紹介しましたが、具体的なオススメの食材を3つ紹介します。 ■■ナッツ 近年、アンチエイジングを意識している人の間でスタメン的存在である「ナッツ」 ナッツが老けないおやつに選ばれる理由は、3つあります。 1つは、抗酸化力の高い「ビタミンE」が豊富であることです。 2つ目は、ナッツは不飽和脂肪酸が豊富で、血管をきれいにしてくれるサポートに役立つことです。 3つ目は、ナッツは食物繊維を含み、とても硬くかみごたえがあるため、満足度が高いと考えられているためです。少量でも腹持ちが良く、間食に適しているといわれています。 以上の理由から、おやつに悩んだときは「ナッツを選べば間違いない」と言っても過言ではないでしょう。 ■■スルメ スルメと聞くと「酒の肴」のイメージが強いかと思いますが、実は間食にも適している食材です。 スルメの原料のイカは、タンパク質が豊富な上に脂質が少なく、抗酸化作用の高い「ビタミンE」も多く含まれています。 代謝をサポートする、必須ビタミンの1つ「ナイアシン」も豊富です。 また、硬いスルメをよく噛んで食べることで唾液の分泌が促進され、歯やあごを動かすことで脳の刺激にもなり、老化予防に繋がると考えられています。 匂いがきになる方は、自宅でおやつを食べるときに楽しんでくださいね。 ■■ヨーグルト ヨーグルトがおやつにおすすめの理由は、抜群の「整腸作用」の高さにあります。 ヨーグルトは牛乳に乳酸菌を加えて発酵させたもので、腸内の善玉菌を増やし腸内環境を良くするといわれています。 腸内環境が整うことで、不要なものが便として排出され内側からきれいになり、美肌効果が期待できます。 現代人に不足しがちなカルシウムも摂取できるので、骨粗鬆症予防にも繋がりますよ。 おやつに食べ応えが欲しい方は、少し固めのヨーグルトをチョイスしてよく咀嚼したり、フルーツを加えてボリュームをアップさせたりするのがおすすめです。 ■「老けないおやつ」をとりいれて若々しい身体を目指そう 若返るためには、高級スキンケアや美容医療にエステなど、お金がかかりそうなイメージはありませんか。 外側からのケアも大切ですが、内側からの改善として「毎日の食」で若々しさをサポートすることも期待できます。 今回紹介した「抗酸化」「タンパク質」「発酵食品」を意識して、老けないおやつを上手に活用して若々しいからだを目指しましょう! 参考: 健康長寿ネット「抗酸化による老化防止の効果」 保健指導リソースガイド」ナッツを毎日食べると健康増進の効果を得られる 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 魚介類/<いか・たこ類>/(いか類)/加工品/するめ 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年乳類/<牛乳及び乳製品>/(発酵乳・乳酸菌飲料)/ヨーグルト/全脂無糖 西東社「新しい栄養学と食のきほん事典」 池田書店「からだによく効く食材&食べあわせ手帖」 ライター/小玉奈津実(管理栄養士)
小玉奈津実