“鉄旅”を愛する67歳オバ記者、『大人の休日倶楽部パス』を使って青森へ 「寿司屋や海鮮居酒屋には行かない」理由
ライター歴45年を迎えたオバ記者こと野原広子(67歳)。鉄旅をこよなく愛する“乗り鉄”だが、今回も乗り放題チケットを駆使して青森へ出発! さて今回はどんな旅になったのか? 【写真8枚】青森はすっかり雪景色!他、「卵巣がん疑い」で6時間に及ぶ手術をした直後の女性記者。ぐったりしている
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「旅の極意を話して」とインタビュー取材
忘年会、していますか? 私は2年前の婦人科系の大手術以来、めっきり誘われなくなったの。ま、ほぼ禁酒状態だから「飲も飲も」という感じじゃないんだけどね。今年は某印刷会社の鉄道の会から11月半ばにお誘いを受けたんだわ。この会の幹事とひょんなところで出会って、それから15年くらいつき合いが続いているの。 鉄道の会といってもただ大好きな鉄道の話をしたりとっておきの写真を見せあったりしながら飲食するだけなんだけどね。風来坊の私からしたらひとつの会社に勤めてひとつの趣味に没頭している手堅い鉄ちゃんがまぶしいったらないんだわ。 その翌日は『毎日が発見』という雑誌からインタビューを受けた。「女性読者にオバ記者流、旅の極意を話して」ということだけど、もう話す前から楽しいわよ。実は私、女性の鉄道ひとり旅の推進活動をしていまして(笑)、「女たちよ。家事を捨てて旅に出よう」とか「命短し、旅せよ乙女」とかスローガンが浮かぶんだわ。
『大人の休日倶楽部パス』、Web購入に悪戦苦闘
しかもそのインタビュー日は『大人の休日倶楽部パス』の利用期間の”初日”というタイミングなの。ご存知だと思うけど『大人の休日倶楽部パス』 はJR東日本がシニア向けに出している、1万8800円(えきねっとでの購入価格)で新幹線を含め5日間乗り放題できるチケットでね。年に3回発売している。 Webで購入できるんだけど、前回は自分ひとりではどうにもならずみどりの窓口の職員にペコペコして手続きをしてもらったの。その屈辱を思うと気が引けるんだよね。でもWebでの手続きから逃げたら私のシニア暮らしは広がらない、ような気がする。よし、再びチャレンジするか。 その一方で、いやいや、てかさ、アンタ、11月に『大人の休日倶楽部パス』で遊んでいるじゃない。それに尺取り虫みたいにちょっとずつしか進まない大仕事を抱えているじゃない。お財布事情も笑い事じゃ済まなくなっているじゃない。それを吹っ飛ばして乗り鉄? バカ言ってんじゃないよ!と、私が私を叱るんだわ。 さあさ、どうする! 答えは二つにひとつ。こうなると、とうの昔に足を洗ったはずのギャンブラーの血が騒ぐんだよね。Webでの手続きが自力でできなかったら旅をあきらめる。申し込みができたらGO!と心に決めたわけ。いやもう、こうなったときの自分の集中力が恐ろしいわ。2時間、スマホの堂々巡りを克服して申し込みが完了したときは泣きそうになったもんね。