え!? これってヴィンテージTシャツ? お洒落好きが絶賛する古着感覚が味わえる一枚
古き良き染色加工を用いることで、買ってすぐにこなれた経年変化が楽しめます!
第694回目は、レミ レリーフのTシャツです。 古き良きアメリカをコンセプトにする「レミ レリーフ」。ブランド独自の加工や当時の生産技術を用いたモノづくりを続けており、その中から生み出されるTシャツはさながらヴィンテージと好評で、90年代の古着ブームを体験してきた大人たちを魅了し、リバイバルトレンドの今では若者までも虜に。 イケオジにおすすめのアイテムを動画でチェック! デザインやグラフィックを変えながら定番でリリースを続ける、オーガニックコットンTシャツ。襟や裾などにダメージ加工が施され、新品ながらも着た瞬間に肌に馴染むのが魅力です。中でも最大の特徴はスペシャル加工。1930年代から60年代後半に使われていた染料や加工技術を再現したもので、時間をかけて退色させています。これにより古着本来の経年変化に近い風合いに仕上がるので、着るほどにリアルヴィンテージと見まがう雰囲気になるんです。 古着屋でお気に入りの一着を探そうにも、サイズやデザインがマッチするのはなかなか骨が折れるもの。かと言って手持ちのもので風合いを出そうと着倒しても、数回洗えばヨレが目立ちだらしなくなったり……。と、Tシャツ選びは簡単そうで難しいんですよね。そんな悩みを払拭してくれるなんて、願ったり叶ったり! 買ってすぐ楽しめる古着がここにあります! カラバリやグラフィックのバリエーションもさまざまで、デザインの幅が広いのも魅力の一つ。レタードの掠れ具合もお見事です。中肉生地とあって、透けにくいのもオジさんにはありがたい限り。 ボルドーカラーも色落ちによってくすみがかっており、袖を通しても着られている感は皆無。昨今人気のスモーキーカラーとあって、本作に短パンだけで今夏をお洒落に着飾ることができちゃいます。 オリーブカラーのボディに、イエローでニューメキシコ州の都市のレタードをオン。当時を思わせる絶妙なツボを押さえるあたりは流石。薬品を生地に入れ無理に染料を溶かす加工とは違うため、ダメージは追うもののリアルな古着の風合いになるんだとか。ブランドの矜持が感じられます。 こちらに用いた加工は、ロングウォッシュ加工。ブランド独自の技術で、文字通りゆっくりと長い時間をかけてウオッシュ加工を加えたもの。ボディへのダメージを軽減しつつユーズド感を構築し、スペシャル加工とはまた違った風合いに仕上がっています。単なるプリントTとは一線を画すこなれ感がたまらない! Photo:Naoto Otsubo Styling:Takahiro Takashio Text:Hayato Hosoya