友人に「家計の支出は全部クレカ払いがおすすめ」と言われました。1年で1万円以上お得なら切り替えたいですが、実際どれくらいお金が浮くのでしょうか?
毎月の家計の支出を抑えたい、節約したいと考える方は多いでしょう。クレジットカードを利用するとクレジットカード会社によってポイントが還元されるため、還元分の金額がお得になります。 本記事では、家計の支出をすべてクレジットカードで支払った場合に、年間でどのくらいポイントが貯まるのかを紹介します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
単身世帯の家計の支出
ここでは、総務省統計局の「家計調査/家計収支編 単身世帯 詳細結果表」を基に、単身世帯の1ヶ月の家計における主な支出項目とその金額、消費支出の合計額を紹介します。クレジットカードに切り替えた際にどのくらいのポイント還元を受けられるか知るために、まずは表1を基に支出額を把握しましょう。 表1
※総務省統計局「家計調査/家計収支編 単身世帯 詳細結果表」を基に筆者作成 単身世帯における毎月の支出額の平均は16万7620円であることが分かります。 ■家賃含むすべての支出をクレジットカードで支払えた場合 クレジットカードの還元率は種類によって異なるため、ここでは仮に0.5~1.2%とします。単身世帯における消費支出の合計額は、毎月16万7620円であるため、すべての支払いにクレジットカードを使用した場合のポイント還元率は以下の通りです。なお、1ポイントは1円相当とします。 16万7620円×0.5~1.2%=約838円~2011円/月 約838円~2011円/月×12ヶ月=1万56円~2万4132円/年 家賃を含めたすべての支出に対してクレジットカードを使用できた場合、年間で1万56円~2万4132円分のポイント還元を受けられます。1万円以上お得になる可能性があるため、生活費を節約したいと考えている方は、クレジットカードへの切り替えも検討するとよいでしょう。 ■家賃の支払いにクレジットカードが使用できなかった場合 ここでは、家賃地代1万9782円を引いた場合に、どのくらいのポイント還元を受けられるか紹介します。 14万7838円×0.5~1.2%=約739円~1774円/月 約739円~1774円/月×12ヶ月=約8868円~2万1288円/年 家賃を抜いた支出に対してクレジットカードを使用した場合、年間で8868円~2万1288円分のポイント還元を受けられることが分かります。還元率によっては1万円を切ってしまうため、なるべく還元率の高いクレジットカードを選ぶことがポイントです。