日本の“海外”ニセコのド派手な年越し 驚きのバイト事情 東京より時給高い!? 若者は何を求めてここへ?
スキー場は、職場からも寮からも歩いて行ける距離。この日は、仕事の前におよそ3時間、スノーボードを楽しみました。ニセコで知り合った同世代の友達と一緒です。2人も、冬季限定のアルバイト。 東京から(25):「ほかの国の人といっぱい会えるので、それで会話したりとかしてとても楽しいです」。 オーストラリアから(22):「オーストラリアから来たので、ずっと日本に住みたいと思っていたから、(オーストラリアの)大学が終わった時にニセコで働いて、毎日スキーしたいと思って」。 幼少期をニセコで過ごした土屋さん。身近に外国人がいたこともあり、海外で働くことに憧れるようになったと言います。 土屋進之介さん(24):「このまま日本で大学出て、そのまま会社入ってもつまらないのかなって思って。じゃあ一回、10代のうちに遊びに行くわけじゃないですけれど、自分の知らない土地に行った方が、自分のためになるんじゃないかなって」。
高校卒業後はオーストラリアへ。およそ3年間、シドニーの飲食店で働きながら、英語を身につけました。将来の目標はまだ定まっていませんが、「英語を使った仕事をしたい」と、自由な働き方を選択しました。 土屋進之介さん(24):「海外の人は、すぐキャリアアップとか転職して、自分に合う場所を探しているイメージがあったので、そっちがいいなって思って行きました」。 1年で一番忙しい年越し。先輩からは、身動きが取れなくなるほど、混み合うと聞いていました。勤務は、元日の午前2時まで。長い1日が始まります。
記者:「いよいよ大みそかのカウントダウンイベントですが?」 土屋進之介さん(24): 「いやあ来ちゃいましたね。話でしか聞いていないんで、まだ想像つかないんですけれど、まあ楽しく年を越そうかなと思います」。 日中は、普段と変わらない様子で過ぎていきました。 土屋さん:「このテーブルを動かします」。 客:「これは?」 土屋さん:「全部です!きょうはお店にあるすべてのテーブルを向こうに動かします」。 午後10時からのカウントダウンイベントに向けて、店には次から次に人が訪れ、徐々に忙しくなってきました。イベントが始まる頃には、このにぎわい。すると、ちょっとしたハプニングが。 土屋進之介さん(24):「やばい。氷がちょっと…、足りないですね」。 店の氷が足りなくなり、土屋さんが系列の飲食店に分けてもらいに行くことに。結局、一晩で4往復もしました。