日本の“海外”ニセコのド派手な年越し 驚きのバイト事情 東京より時給高い!? 若者は何を求めてここへ?
HTB北海道ニュース
元日の北海道神宮。しんしんと雪が降る中、多くの参拝客が新しい年への願いを込めて手を合わせていました。 一方、こちらは…。 「5,4,3,2,1…ハッピーニューイヤー!」
外国人客でにぎわうニセコの年越し。ド派手な音楽に、華々しいカウントダウン。まるで別世界です。 記者:「楽しいですか?」 男性:「めっちゃ、楽しいです」。 ニセコの1年で最も忙しい年越しを、アルバイトスタッフとして初めて経験する若者に密着しました。
この冬、東京からアルバイトとしてやって来た、土屋進之介さん(24)。ニセコエリアの倶安町にある飲食店で、11月から4月上旬までバーテンダーとして働きます。この店のアルバイトの時給は、1400円以上。土屋さんのように英語が話せるスタッフは、時給が上乗せされます。東京で働いていた店よりも待遇は良いそうです。 ステーキ&バーガー魂・土屋進之介さん(24): 「(実家がある札幌で)よく行っていたバーが、今働いているところの系列というか、札幌支店だったので。そこで『ニセコっていう楽しいところあるよ。英語も結構使えるよ。時給も高いよ』みたいなことを言われて、それで行きたくなって来ました」。
ホテルのフロントが、時給1550円以上。レストランのホールスタッフが、時給1600円以上に加えてチップもあり。こちらのキッチンスタッフは、時給1500円で毎月ボーナスあり。さらに、スキー券12万円支給。これら全て、ニセコエリアの冬季限定の求人情報です。 ニセコプロモーションボード・藤原花音さん: 「季節雇用の働き手に関しては、時給の高さを目当てで来られる方も多い。ホテルやコンドミニアムの清掃業の時給は2000円を超えるところが多いので、そこの時給は特に影響が出ているところかなと思います」。 求人情報のビッグデータを分析・提供する会社「フロッグ」によりますと、ニセコエリアの アルバイトの平均時給は1308円。札幌の1170円と比べても高い水準です。