昭和初期の旅館、ゲストハウスに 富山県南砺・福野
南砺市福野で昭和初期に建てられた旧旅館が簡易宿泊施設・ゲストハウスに再生され、26日に「福の栖(すみか)」の名称でオープンする。食事は提供せず宿泊客に近くの飲食店に足を運んでもらう。不動産会社「リアールプランニング」(砺波市)が運営を担い、地域活性化に貢献する宿を目指す。 ゲストハウスは木造一部3階建て。街中の通りに面し、間口は6メートル、奥行きは約60メートルある。非接触の入退室が可能で、利用者がフロントに寄らず部屋に入れるようにする。電子メールで予約し、部屋の電子鍵に暗証番号を入力する方式となる。 館内は「昭和の香り、レトロな雰囲気を大切にしたい」(久保田晃克社長)と太いはりや古風な洗面台を残した。客室5室で最大収容人数19人。宿泊料金は4800円からに設定した。