ミニ・メッシとも期待された若きFWが“イングランド3部”で踏み出した一歩 8ゴール13アシストの成績に称賛の声
セルティック時代から注目されてきた
リオネル・メッシ2世と呼ばれる若手は数多くいたが、期待に応えられた者はほとんどいない。 セルティックでのデビュー当初よりミニ・メッシと注目された21歳FWカラモコ・デンベレもその1人だ。イングランドとスコットランドの世代別代表でもプレイしていたデンベレへの期待は大きかったが、デンベレは足首に大きな怪我を負ってしまうなど思うようなキャリアを過ごせなかった。2022年にはフランスのブレストと契約したが、徐々に話題に挙がる機会は減少。 しかし今季は一味違う。今季はイングランド3部相当となるリーグ1に属するブラックプールFCにレンタル移籍し、そこで8ゴール13アシストと結果を出したのだ。3部相当のリーグではあるものの、怪我に苦しんできたデンベレにとっては大きな一歩だ。 英『Blackpool Gazette』のアモス・ウィン記者もデンベレの成長ぶりを称賛する。167cmと小柄なアタッカーではあるが、イングランド特有のフィジカルバトルにも何とか適応しているのだ。 「ブラックプールは彼をどう扱うべきか、彼をチームにどう組み込むのが最善かをきっちり考えていたと思う。シーズン後半にかけて彼は最高のプレイを見せたが、その兆候は当初からあった。当初は彼の体格が問題になるのではとも思われたが、リーグ1のフィジカルバトルに適応していく様子は本当に印象的だった」 デンベレはまだ21歳と若い。ブラックプールへのレンタルで自信は深まったはずで、来季はさらなる飛躍が期待される。
構成/ザ・ワールド編集部