【日本ハム】新庄監督 今季も若手の台頭目指す「投手2人、野手3人、スター候補が作れたら」
日本ハムの新庄剛志監督(52)が8日、千葉・鎌ケ谷の二軍施設で行われたスタッフ会議に参加。来月1日から始まる春季キャンプや今シーズンについておよそ1時間、首脳陣や球団関係者らと意見を交わした。 会議後に取材に応じた指揮官はまず今シーズンの目標について「最低でもクライマックス(CS)に行く。そういう気持ちの方が選手もそんなに気負わなくてもいいし」と語り、まずは3位を確保したうえでリーグ優勝、日本一を狙っていく方針を明かした。 昨シーズンは捕手・田宮を始め、水谷、水野ら若手選手が急成長。チームの上位浮上に大きく貢献した。この流れを引き継ぎ、今季も多くの若手選手が台頭するチーム作りを目指すのだという。 「新たに今年は投手2人、野手3人、スター候補が作れたらね。『何だ、ファイターズは。何人(選手が)出てくんねん』というチームを作れたらいいかなと。やっぱり新しい選手が毎年出てくるチームは魅力があると思うし。そういうチームを目指していきたい」 また春季キャンプでは第1クール最終日に紅白戦を行うことを断言。3月1日、2日の両日に予定している台湾(台北)での親善試合では新加入した古林睿煬投手(24)と24年にチームに加入した孫易磊投手(19)の台湾人2人を先発させることも明言した。 「紅白戦は(キャンプ)初日から始めようと思ったんですけど、もう4年目ですからね。だいたい選手も分かってきましたし。(台湾での2投手の先発は)長くても3回ぐらい。8回行きたいって言ったら(他の首脳陣に)ダメって言われたんで(笑い)。でもめちゃくちゃ盛り上がると思うので。すごく楽しみにしています」 今季に向けて少しずつビジョンを打ち出し始めた指揮官。「まだ野球へのスイッチは入っていない」と苦笑いを浮かべたものの、その表情は今季の躍進に向け手応えを感じている様子だった。
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