【MotoGP】リンスのヤマハへの適応、まだまだ道半ば? 「こっちが乗られてるみたい」アメリカズGP勝利再現はムリと示唆
アレックス・リンスは2024年シーズンからヤマハへ加入。しかし開幕の2戦を終えた時点では、まだマシンを乗りこなすところまでは進んでいないと彼は語っている。 【リザルト】MotoGPアメリカズGPプラクティス結果 リンスは2022年限りでスズキがMotoGPを撤退した後、LCRホンダへと移籍。しかし僅か1年だけでLCRホンダを離れ、2024年からはヤマハのファクトリーチームに所属することとなり、マシンへの適応に勤しむ日々が続いている。 今週末はサーキット・オブ・ジ・アメリカズでアメリカズGPが開催されている。リンスは昨年LCRホンダへ移籍してすぐにこのコースで優勝を飾っているため、ヤマハでも再び競争力を発揮するのではないかと期待する声もあるが、まだヤマハのマシンを自らのモノにはできていないとリンスは語る。なお前戦ポルトガルGPでリンスは13位となっている。 「確かに僕らは誰しも夢を持っているし、(アメリカズGPでの期待を)持っていないと言ったら、それは嘘になるだろう」 COTAでの勝利の再現について訊かれたリンスはそう語った。 「僕もそれについては夢見ているけど、正直に言ってまず僕らは本当に懸命に取り組む必要があると思う」 「これまでと同じように、懸命に作業していくことが必要なんだ。ここまでのレースでは、もう少しできたはずなんだ」 「僕はまだこのバイクに関して、こっちが乗られているような感じで、僕がバイクを乗りこなしている感じじゃないんだ」 「ポルティマオとカタールでは完璧なセットアップやバイクの完璧なバランスをまだ見つけられていなかった」 「ポルティマオのレース後にテストを行なったんだけど、天候のせいで“たった5周しただけ”のテストになってしまった」 「そこでセットアップについて新しいことを試す計画だったんだけど、できなかった。だから(アメリカズGPの)初日に路面状況が大丈夫ならやっていくつもりだ」 「楽しみだよ。ここは僕にとって凄く良いコースで、良い思い出があるんだ」 「レイアウトもとても好きだ。懸命にやってみて、どんな結果を持ち帰れるか様子を見てみよう」
Lewis Duncan