【阪神】現役選手では異例 近本光司が自治体とともに育成に携わる「目で見るインパクトは強い」
阪神近本光司外野手(30)が理事を務める一般社団法人「LINK UP」とセンス・トラスト株式会社が、兵庫県の芦屋市教育委員会と連携協定を結ぶことが決まり、21日に市役所で締結式が行われた。高島崚輔市長(27)も出席した。 現役プロ野球選手としては異例の取り組み。近本と芦屋市の思いが合致したことで実現した。同市の中学生を対象に各分野の専門家らを講師に招くなど、経験や探究の機会を提供する。 「LINK UP」は離島支援などを目的に今年設立。この事業では企画、運営や人材確保で協力する。近本は「自分がいただいた経験を次の世代に紡いでいきたい。今の時代、ネットやSNSですごい情報が出ているけど実際に目で見て、面と向かって話すインパクトはすごく強い。僕も当時行った甲子園の熱気はすごく覚えている。中学生と一緒に学んでいきたい」と意図を語った。 概要は来年1月に発表予定。市立中学の新1、2年生を対象に、同4月のスタートを予定している。